

この記事の流れ
「1ヶ月休みなしで辛い…」こんな理由で会社を辞めていい?

もともと休みが少ないし、残業が多い職場なのですが、さすがに限界かもしれません…

常態化しているようなら、休みがないことを会社に訴えても、聞き入れてもらえない可能性が高そうですね。


むしろ、その環境ではAさんのパフォーマンスをフルに発揮できないのでは?
もう少し詳しくお話していきますね。
1ヶ月休みなしで辛かったら限界まで頑張ることは絶対にやめる

すでにお気づきかと思いますが、「1ヶ月休みなし」という働き方は、度を越していると言って間違いありません。
また、休みがないことに加え、残業が多い、激務、となると、誰に取っても仕事を続けていくことは困難になってしまいます。
労働基準法では、「毎週少なくとも1度の休日か、4週間を通じて4日の休日を設けること」が規定されています。
そして、休日に社員を働かせるには、労使協定書(サブロク協定)を提出する決まりがあります。
まともな会社であれば、こうした決まりを守っているでしょうが、「1ヶ月も休みがとれない」という会社では、その可能性は低いと言えます。
単純に規定を守っていないか、なんらかの抜け道を使っているか、いずれにしても社員を会社の都合だけで酷使しているわけですから、自分で身を守る必要があります。
本来であれば、会社に休日や残業について改善してもらうために、労働基準監督署に相談して解決することも大切です。
しかし、すでに
- 「体が辛い」
- 「精神的に限界がきている」
こうした場合は、自らの健康を守ることを優先したほうが良いのではないでしょうか。
厚生労働省がまとめている「過労死と精神障害の労災補填状況」の推移を表したデータを見ると、精神障害の労災支給は増加をたどる一方。

(出典 (公財)生命保険文化センター厚生労働省「厚生労働白書」(平成27年)より作成:http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/provision/5.html)
精神障害を抱えてしまうと、復帰自体に時間を多く費やすことに加えて、いざ仕事を探そうと思っても、ブランクや精神面の不安から、企業も積極的には採用してくれません。
ですから、「1ヶ月休みがない」「毎日終電まで残業」などが原因で、心身共に辛くなっているのなら、限界まで頑張るのは絶対にやめましょう。
辛いと感じている段階であれば、
- 「職場を変える」
- 「休職する」
- 「離職する」
など、いくらでも行動は起こせます。
1ヶ月休みなしの企業が、社員の健康を守ってくれる可能性は低いです。
自分の健康や今後のキャリアは、自分で守ることが大切です。
「今の職場環境が異常なのか判断がつかないとき」目安になる考え方

毎日同じ職場に通い、同じ社員に囲まれて仕事をしていると、それが普通のように思えてしまい、今の仕事環境が「異常なのか判断ができない…」という方もいるはずです。
- 仕事好きで休みがなくても元気
- 残業は歓迎、とにかく稼ぎたい
と考える社員も周りにはいるでしょうから、いくら辛くても「自分の耐性が無いだけかも」「甘い考えなのかも」と思ってしまうというわけです。
しかし、「自分がどう感じるか」が大切ですから、周りに流されて無理をしても、自分のためにはならないことは認識しておきましょう。
「1ヶ月以上休みがない」というのは、明らかに度が過ぎていますが、働きすぎの目安としては「過労死ライン」という行政が定めている数字を参考にしましょう。
現在は、一ヶ月に80時間の時間外動労を「過労死ライン」と労働行政は定めています。
- 1日に4時間以上残業
- 月に20日出勤
している計算ですね。
この数字は、健康障害が出た場合に、長時間労働との関連性を見極める歳に引き合いに出される数字です。つまり、これを超えているようであれば完全に働き過ぎと言えるのです。
また、ここまでいかない場合でも、時間外労働時間が1ヶ月で平均的に45時間を超えている場合は、労働基準監督署が対応してくれる可能性があると言われています。
いずれにしても、自分にとって無理のない労働環境を求めることは、キャリアプランを考える上でとても大切なことです。
1ヶ月休みなしが理由で転職は不安なら転職支援サービスを活用しよう!

自分の健康やキャリアを守ることが大切とお話してきましたが、いざ転職や離職を考えると、こんな不安も沸き上がるはずです。
- 休みをとれないことを理由に辞めていいのか?
- 転職先はすぐに見つかるだろうか?
- そもそも転職できるのか?
これらは、ひとりで悩んでいてもなかなか答えは出ません。
そこでおすすめなのは、転職支援サービスに登録して、キャリアアドバイザーに相談をしてみることです。
キャリアアドバイザーというと、「求人を紹介してくれる人」というイメージが強いかもしれませんが、実は転職に関する悩みや不安を解決しながら転職サポートを行なうのがキャリアアドバイザーの仕事です。
「1ヶ月休みなしで体力的・精神的に辛い」ということを相談すれば、休日や残業などに配慮した求人を探し出してくれますし、どのように退職・転職を進めればいいかスケジューリングのアドバイスも受けられます。
まずは、
- 自分はどんな求人企業に応募できるのか?
- その企業はどんな勤務環境なのか?
これらを聞くだけでも、「今よりも良い環境で働ける」と希望が持てると思いますから、一度相談してみると良いですよ。
安心して転職相談ができるおすすめの転職支援サービスは?
では、数ある転職支援サービスのなかで、どこを使ったらいいのでしょうか。
ポイントは、
- 大手の信頼できるサービスを使う
- 自分にマッチするサービスを使う(年代やサポートエリア)
この2つです。
大手サービスのほうが求人数が多く転職ノウハウがきちんとしているので安心ですし、それぞれサービスごとに得意な年代や地域があるので、きちんと見極めることが大切です。
20代の方におすすめできるのは、大手マイナビワークスが手がけているマイナビジョブ20’sですね。

20代転職者のみ限定(24歳から29歳)でサポートをしているので、マッチする求人が多く、とても丁寧に相談にのってくれます。
マイナビジョブ20’sだけの求人が充実しているのもおすすめポイントです。
サポートエリアは、
関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
大阪 京都 愛知 兵庫
奈良 滋賀
となっているので、このエリアで転職する20代の方はマイナビジョブ20’sを利用しましょう。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外で転職する20代の方、そして30代以上の方におすすめしたいのは、大手リクルートキャリアが運営している「リクルートエージェント」です。

人材業界最大手のサービスだけあって、
- 求人数が圧倒的に多い
- 企業とのつながりが強い
- 転職成功事例が多い
といった特徴があり、安心して利用できます。
実績ナンバーワンのエージェントだけあって、転職をするならとりあえず登録しておきたいサービスとも言えます。
また、サポートエリアも広いので、関東や関西だけでなく全国的で使いやすいサービスです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが対応してくれるのでまずは相談してみましょう。
「1ヶ月休みなしで働かされる…」
これは辛いですよね…身も心もボロボロになってしまいそうです…
この記事では、
「休みを取れなくて辛いときの対処法」
をお話していきます。