

転職のやり方がよくわからない…まずは4ステップで転職の全体像を押さえよう!

ざっと転職のやり方を教えてもらえると助かるのですが…



そうすれば、転職を成功させるための全体像が見えるはずです。
ただしその前に、、、
「これだけは最初に押さえておこう!」というポイントが4つあるので、まずはその辺りからお伝えしますね。
転職のやり方を考える前に押さえておきたい4つのポイント

転職にかかる期間を考えてスケジュール管理することが大事

前もってスケジュールを組み立てることは、とても大切です。
転職活動を始めるなら、最初に目標となる期間を決めておくのがおすすめ。ダラダラ長引くことがなくなりますし、転職はスムーズに進みやすくなります。
そこで参考になるのが、@typeが「初めての転職活動期間」を調べた以下のデータです。
平均 約2.1ヶ月
- 2週間以内 25.4%
- 2週間〜1ヶ月以内 19.2%
- 1〜2ヶ月 20.4%
- 2〜3ヶ月 12.9%
- 3〜4ヶ月 5.2%
- 4〜5ヶ月 2.7%
- 5〜6ヶ月 4.9%
- 6〜7ヶ月 2.0%
- 7ヶ月以上 6.5%
初転職の転職活動期間は、平均すると約2.1ヶ月。3ヶ月以内に約78%の人は転職を決めている、という結果が出ています。
転職活動は、長引くほどにモチベーションは下がりますし、精神的・肉体的な疲労も溜まります。ですから、3ヶ月程度を目安に転職活動をスケジューリングすると良いですね。
転職活動は仕事を辞めてから?それとも在職しながら?を決めておく


「転職活動は仕事を辞めてからしたほうがいいのか…」こう悩む人は多いかもしれません。
ぼくがおすすめなのは、
- ブランクを作る心配がない
- 焦って転職先を決めなくて良い
- 金銭的なリスクが少ない
- 保険等を自分で手続きする手間がない
という理由で、在職中の転職活動です。
しかし、あなたの現状によって、在職しながら転職活動するのが良いかどうかは変わるのも事実です。
例えば、
- 転職活動をする時間が全くとれない
- 今の職場は精神的・肉体的にきつい(体を壊しそう)
- 金銭的に余裕があるのでゆっくり今後を考えたい
こんな場合は、退職してから転職活動に集中したほうが良いケースもあります。
なにも考えずに「とりあえず辞めよう」ではなく、「自分にとってマイナスが少ないのはどっちか?」をよく考えたほうが後悔しないはずですよ。
転職活動に有利なタイミングはあるのかどうかについて知っておく


転職に有利と言われるのは、ズバリ求人が増える時期です。
しかし、必ずしも有利になるとは言えませんね…
「転職に有利な時期はいつなのか?」と、タイミングを計って転職しようと考える人も多いはずです。
一般的には、
- 3月〜4月
- 9月〜10月
は、新しいシーズンで人が入れ替わりやすい、新規事業が立ち上がる、などの理由から、経験やスキルに自信がある人にとっては転職がしやすいと言われています。
しかし、求人が増える反面、転職者も増加するので、逆にライバルが多くなる面もあるんです。
転職に有利なタイミングについては、業界や職種によっても変わりますし、あなたにとって良い求人が出回るタイミングは、誰にも予測できないのが本当のところです。
ですからまずは、自分自身の転職準備をきちんと整えることを考えたほうが良いですね。
ただし、年齢的なこと言うと、25歳、30歳、35歳など、区切りが良い時期を過ぎると、採用担当者が受ける印象はガラリと変わることはあります。
基本的には、若ければ若いほうが有利と言えるので、
- 24歳のうちに第二新卒枠の求人を狙う
- 29歳で20代のうちに動き出す
など、区切りの前に転職活動は開始したほうが良いです。
転職をスムーズに進められる状態かを考えておく

転職活動がスムーズに進む状態かどうか、についても考えておきましょう。
転職活動は退職活動とセットです。円満退社できないと、転職先への入社時期に支障が出たり、今後のキャリア的にもマイナスです。
- 退職時期はなるべく繁忙期を避ける
- やりかけの仕事は終わらせる
- 引き継ぎにかかる時間等を予測しておく
など、なるべくスムーズに退職活動が進む環境を整えることが大切ですね。
また、退職してから転職活動をする場合は、貯蓄に余裕があるかもチェックしてください。
最低でも3ヶ月、余裕を持つなら半年程度は生活できる貯蓄がないと、転職活動に支障が出てしまうかもしれません。
転職活動のやり方!4ステップで全体の流れを掴もう

さてここからは、以下の4つのステップに分けて、転職のやり方をお話ししていきます。
タイトルにもあるように、3ヶ月で転職成功を目指す場合の流れを解説していきますね。
[su_note note_color=”#ffffff”]
- ステップ1「下調べと準備」
- ステップ2「応募書類の作成と応募」
- ステップ3「面接を受ける」
- ステップ4「退職を進める」
[/su_note]
各ステップで「これだけは気をつけたほうが良いよ!」というポイントをまとめているので、全体の流れが把握できると思います。
それでは、いってみましょう!
転職活動のやり方:ステップ1「下調べと準備」

ステップ1でやることは、
- 転職先の軸を定めること
- 応募企業の情報を集めること
以上2つ。3ヶ月間の、最初の3週間でステップ1を完了できるのが理想です。
転職活動は、「とりあえず求人サイトを見ることからはじめたらいいんじゃない?」と思う人は多いはずです。しかし、実はこれが転職失敗の原因になるかもしれません。
というのは、よほど日頃から自分を客観視していない限り、
- 転職で叶えたいことの優先順位
- 自分のキャリアの強みや弱み
これらの転職活動で大事になる部分は、ハッキリしていないことが多いからです。
この2つは、言わば「目的地を記した地図のようなもの」。地図がない状態でゴールを目指しても、迷子になるだけですよね。
ですから、優先順位や強み・弱みなどの転職活動の軸を定めてから、応募する求人を探すことがとても大切なんです。

具体的に言えば、軸になるのは以下のようなポイントですね。
[su_note note_color=”#ffffff”]
- どんな職種・業界に転職するのか?
- 希望する仕事内容は?
- 希望勤務地は?(通勤時間など)
- 職場環境は?(会社規模や従業員数など)
- どんな社風・考え方を希望するか?
[/su_note]
最低限、これらの希望をハッキリさせて、一度これまでのキャリアを振り返る機会を作った後に求人を探したほうが、効率的かつ精度の高い自分に合う転職先候補が見つかりますよ。
また、この段階で就業規則を確認して退職に関するルールを把握しておくことも大切です。
民法上は退職を申し出れば2週間で辞められることになっていますが、1〜2ヶ月前に退職を申し出る規則があるのが一般的です。
転職活動の成功は、退職をスムーズに行えるかどうかに懸かっている部分が大きいので、過去に社内で転職した人がいた場合は、どんな様子だったか思い返してみてください。
転職活動のやり方:ステップ2「応募書類の作成と応募」


ステップ2でやることは、
- 応募書類の作成
- 応募をする
3ヶ月間の、最初の1ヶ月が過ぎるころには数社応募しているのが理想です。
応募書類やウェブ応募のフォーム内容は、あなたの第一印象を決定づけるものです。
紙切れ1枚、単なる文字列かもしれませんが、これを無くして転職成功はないので「応募書類は自分の分身」というくらいの気持ちを持つと良いですね。
なかでもとくに重視したいのは、
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 自分はどんな経験をしてきた人材なのか
- 転職先でどんな貢献ができる人材なのか
- 転職先で何をしたいと意気込んでいるのか
[/su_note]
これら3つがきちんと伝わる応募書類になっているか?ということです。いずれかが曖昧だったり、まるでテンプレートのような内容だと、書類選考で落ちる確率は高くなってしまいます。
履歴書や職務経歴書の書き方にはテクニックもありますが、ぼくが大事だと思うのは、自分が応募先の採用担当者になったつもりで最終チェックをすることです。
- パッと見た時に見やすいレイアウトか?
- 知りたい情報は書かれているか?
- 面接で会ってみたいと思えるか?
こんなふうに考えて、まずは自分が合格を出せるくらいの完成度を目指すのがおすすめです。
転職活動のやり方:ステップ3「面接を受ける」


ステップ3でやることは、
- 面接を受けて内定を得る
3ヶ月間の、2ヶ月目までに内定を得ることを目標にするのが理想です。
転職面接は、転職活動の行方を左右する山場です。
とくに在職しながら転職活動を行う場合は、面接時間の確保に頭を悩ませる人が多いので、今のうちからスケジュール管理について考えておいたほうが良いですね。
- 転職活動中は仕事が溜まらないように気をつける
- 周囲に気配りをして残業等をしなくても良いようにしておく
- 面接時間の確保に有給を使うことも視野に入れる
など、対策を立てておきましょう。
転職面接で採用担当者は、
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 転職理由
- 現職(前職)ではどんな仕事をしているのか
- どうして我が社(この仕事)を志望したのか
[/su_note]
この3つを中心に話を進め、やる気や熱意はもちろん、「即戦力になる人材か」「社内でうまくやっていける人材か」など、会社にプラスかどうかを軸に採否を判断しています。
そのため、
- 「以前から興味がある仕事だったので…」
- 「もっと給料を上げたいと思った…」
など、自分のメリットだけを話しても、採用される望みは薄いことを心に留めておいてください。
なによりも「自分が入社すればどんなプラスがあるのか」を伝えることが大切です。
また、転職面接は応募する側だけがチェックされる場ではない、ということも頭に入れておくと良いですね。
あなたも応募する企業に対して、
- 本当に自分が思い描いている会社か?
- 求人情報に偽りはないか?
などを確かめる絶好の機会ですから、チェックしたい項目をリストアップしておくのもおすすめです。
転職活動のやり方:ステップ4「退職を進める」


ステップ4でやることは、
- 内定通知がきたら入社意志を伝える
- 退職活動を本格化する
3ヶ月間の、3ヶ月目は退職活動を進めることを目標にするのが理想です。
転職活動は、内定を得れば成功というわけではなく、実は内定後こそ、やるべきことや気をつけたいことがたくさんあるんです。
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 内定通知には素早い返信をする(承諾、辞退、保留いずれにしても返信する)
- 退職日までは現職を優先する
- 転職先の労働契約はきちんと確認する
- 退職意志は必ず直属の上司に伝える
[/su_note]
など、大事な部分はこの辺りですが、いずれも必要となるのは「交渉力」です。
例えば、複数社応募している時は内定の保留を交渉したり、転職先が決まったとしても、退職日を現職と転職先双方で調整することになるので、ここでも交渉力が試されます。
また、退職を切り出しても、忙しい・人が足りないという理由等で引き止めに合うケースもあるので、退職をうまく進めるためにどう対応するか考えておくことをおすすめします。
退職を切り出して完了するまでの期間も、転職活動の一部として考えることが大切ですね。
退職のルールや慣例は企業や業界によってまちまちなので、「退職活動はこうすれば大丈夫」とは言えないのが正直なところですが、
- なるべく現職(前職)に迷惑がかからないタイミングを考える
- スムーズな引き継ぎができるように仕事をまとめておく
- 就業規則などのルールは守る
これらを考えて、退職を切り出したあとは上司と相談しながら退職を進めるのがポイントと言えます。
退職活動でこれだけは押さえておきたいこと
在職中に転職活動をする場合、退職を切り出すのは内定後が理想です。
また、必ず「退職を確実に決めてから直属の上司に相談する」という流れだけは守るようにしてください。
もしも「退職を切り出したのに転職先が決まらない…だから現職に残りたい…」と思っても、退職を相談後は、元には戻れなかったり、仮に戻れたとしても今後の評価に影響する恐れがあるので注意が必要です。
転職のやり方4ステップで最も大切なのは『ステップ1』

さてここまで、転職のやり方を4つのステップに分けてお話ししてきました。
ステップの期間配分をまとめると以下のようになりますね。
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 1〜3週 ステップ1:下調べと準備
- 3週〜1ヶ月 ステップ2:応募書類の作成と応募
- 1ヶ月〜2ヶ月 ステップ3:面接を受ける
- 3ヶ月目 ステップ4:退職を進める
[/su_note]
ここで大切なのは、ステップ2〜4までをスムーズに進められるかどうかは、実はステップ1の下調べと準備がどれだけきちん出来るかで大きく左右されるということなんです。
例えば、
- 応募する企業が見つからない
- 書類や面接が通らない
- 退職がスムーズに進まない
ということは、すでにステップ1の段階で下調べや準備がうまくできなかった可能性が高いです。
転職の成功は、「企業が求めるもの」と「あなたの人材像や人材価値、希望」がマッチするかどうかに懸かっていると言えます。
つまり、ステップ1の段階で、転職活動の軸になる「あなたの人材像や人材価値・希望」を明確にして、その上で応募する企業が求めるものと合致するかを下調べしておくことがとても大切です。
これから転職を進めるなら、まずはステップ1にフォーカスして転職成功の精度を高めましょうね。
転職のやり方ステップ1の精度を高めるにはエージェントサービスを使う


ステップ1の
- 転職先の軸を定めること
- 応募企業の情報を集めること
これらの精度を高めるには、転職サイトのエージェントサービスを使うと良いです。
先にお話ししたように、転職成功の鍵は「企業が求めるもの」と「あなたの人材像や人材価値、希望」がマッチするかどうかに懸かっています。
しかし、転職する側には企業が本当に求めているものが何なのかは分かりませんよね。
求人情報から「こんなアピールをすれば好印象かもしれない」くらいは読み取れても、
- 採用活動の本当の理由
- どんな人物像の人材を求めているのか
- 細かい仕事の内容や与えられるポジション
これらは、実際に面接を受けている段階でようやく見えてきたり、面接を終えてもわからないことがほとんどです。
そんなときに頼りにしたいのは、エージェントのキャリアアドバイザーが教えてくれる情報です。
転職サイトには、”エージェントサービス”という担当者が直接転職活動をサポートしてくれるサービスがあるので、これを利用すると企業の細かい情報を得ることができるんです。
キャリアアドバイザーという担当者は、自分たちが扱っている求人の企業を訪問したり、打ち合わせをしているので、企業の求めるものを知った上で情報をしてくれるんですね。
例を出すと、
- どんな背景があって求人を出しているのか
- 職場環境や残業の状況はどんなものか
- 上司になる人はどんな人柄か
- 面接で好印象になるのはどんな自己PRか
こんなことを聞き出すチャンスが得られるので、企業はどんな考えで採用活動をしているか知ることができるというわけです。
また、ステップ1の段階でエージェントサービスを利用しておけば、転職活動の軸を明確にするためのアドバイスもしてもらえるので、ステップ2〜4に進んでから迷うことはなくなります。
仮に、面接がなかなか受からない、退職が上手く進まない、と悩んだときも、エージェントに相談すれば対策を考えてくれるのも心強いと思います。
求人サイト経由や直接応募だと行き詰ったときが大変なので、エージェントとは繋がりをもっておいたほうが安心ですよ。
エージェントサービスは大手でキャリアアドバイザーの質が高いものを選ぼう

エージェントサービスは、
- 大手転職サイトが運営しているもの
- 自分の年代に合っているもの
が実用的、そして安心して利用できるのでおすすめです。
世の中には様々なエージェントサービスがありますが、基本的には大手転職サイトが運営しているサービスのほうが
- 転職ノウハウがきちんとしている
- 求人の数が多い
- キャリアアドバイザーの質が高い
こんな傾向にあるのでおすすめです。
利用者が多いとそれだけ転職ノウハウは充実していますし、求人を出している企業との繋がりも強いケースもあるので、良い条件で転職しやすいんですね。
また、エージェントサービスにも、得意で力を入れている年代、年代別に求人数が多い・少ないがあるので、このあたりも意識しておくことは意外に大切なことです。
エージェント選びの参考にしてくださいね!
情報収集に使いたい実際に使って良かった転職エージェント

転職エージェント選びは、実際に使ってみないと分からないことも多いので、どこを選ぼうか迷うと思います。
ですから最後に、過去に3度の転職経験があるぼくが使った中で「ここは利用すれば間違いがない」というエージェントを2社に絞って紹介しますね。
まず、20代で転職する方におすすめできるのが、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。

ご存知”マイナビ”が、20代の転職者(24歳から29歳)を専門的にサポートしているサービスです。
- 20代に特化した求人を紹介してもらえる
- 転職のコツをアドバイスしてもらえる(書類や面接など)
- マイナビだけの求人も多い
など、20代に多数のメリットがあるサービスです。
キャリアアドバイザーも”20代専任”なので、相談しやすいのが魅力です。
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この記事では、転職の方法、進め方を4つのステップで分かりやすくお伝えします。
全体像を把握して注意点を押さえておくことはとても大切なので、ぜひ参考にしてくださいね。