

この記事の流れ
楽な仕事に転職したい!それもアリ!?
- やりがいのある仕事がしたい
- もっとスキルアップしたい
- 大きな仕事に関わってみたい
こんなやる気に満ちた転職理由は素晴らしいですが、人間なので当然「出来る限り楽に生きたい」という気持ちもありますよね。
人生の大部分を占める仕事が、つらいことばかりで苦しかったら、何のために仕事をしているのかよくわからなくなってしまいます…
もしも今、厳しい環境の職場に勤務していたり、ブラック企業で働いているなら、

と思うのは当然です。
楽な仕事に転職して、楽しい毎日を過ごす努力をするのは決して悪いことではありません。
しかし、「楽な仕事に転職する」のは、言葉にするほどは簡単ではないのも事実です。
そもそも、「どんな仕事が楽なのかわからない」と転職しようがないですし、楽だと評判の仕事も「実際に働いてみないことには自分にとって楽なのかはわからない」ので、転職をどう進めたらいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
ということで、この記事では、
- 楽な仕事とは何か?
- 楽な仕事に転職する時の注意点
をお伝えしていこうと思います。
「楽な仕事への転職する」その意味をよく考えよう

ところで、楽な仕事というとどんな仕事が思い浮かぶでしょうか?
一般的によく話題に上るのは、
- 事務職
- 工場職員
- 警備員
- 図書館司書
- 管理人(マンションなど)
などですが、実は楽な仕事に転職するには、「自分にとっての楽の仕事とは何か?」をじっくり考えてみる必要があります。
職種や業種を一括りにして、
- 事務職は楽な仕事だと思う
- 警備員は割りと楽だと聞いた
- 楽といえば工場勤務かな
と転職先を選ぶのは、あまりおすすめできません。
例えば、楽な仕事としてイメージされることが多い「事務職」を辞めたいと考えている人の話を聞くと、

ずっとデスクに座っているのは耐えられない…
という不満を持っていたり、同じく「警備員」を辞めたい人も

チームで協力して仕事を進めたりしてみたい。
と考えていたり、人それぞれ仕事に対する「楽」の意識は違います。
また、転職に失敗した人のなかには、「バリバリ仕事をすることに疲れて単純作業がメインの職場に転職したけど、暇すぎて耐えられない」という話もよく聞きます。
ですから、一般的に楽かどうかを参考にするのはもちろんですが、自分にとっては楽な仕事がなにを意味するか一度考えてみると良いですよ。
楽な仕事とは「人間関係が良い職場」

楽な仕事がなにか考えるときに参考にしたいのが、以下の転職者に「転職理由の本音を聞いたランキング」です。
- 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
- 労働時間・環境が不満だった
- 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
- 給与が低かった
- 仕事内容が面白くなかった
- 社長がワンマンだった
- 社風が合わなかった
- 会社の経営方針/経営状況が変化した
- キャリアアップしたかった
- 昇進_評価が不満だった
参照元:リクナビNEXT http://next.rikunabi.com/01/honne2007/honne2007_01.html
これを参考にすると、1位はもちろんのことトップ10のうち3つが人間関係に関連しています。
実は、離職率が高い業界のトップ5も、
- 宿泊業・サービス業 50.5%
- 生活関連サービス業・娯楽業 47.9%
- 教育・学習支援業 47.3%
- 医療・福祉 38.4%
- 小売業 37.5%
参照元:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000140526.html
このように、人と関わることが主な仕事の業界ばかり。
つまり裏を返せば、
- 人間関係がよい職場
- 顧客とのストレスがない職場
は、「楽」である可能性は高いと言えます。
また、先のデータで2位にランクインしている「労働時間・環境の不満」も、体力的な意味で仕事が楽かどうかに直結してくるポイントなので、楽な仕事かどうかを考えるときは外せません。
ですから、自分にとって、
- どんな人間関係の職場は楽に仕事ができるか
- どの程度の労働時間や環境なら体力的に楽か
をよく考えてみてください。
例えば、人の会話はほとんどない職場のほうが楽と感じるなら、工場勤務やマンション管理人などが考えられますし、多少は人と交流してオフィスで働きたいと考えているなら、事務員が視野に入ってきますよね。
大切なのは、自分にとっての楽なポイント・譲れないポイントをしっかり把握して仕事選びに活かすことです。
楽な仕事をする先に何があるのかも考えて転職をしよう

自分にとって楽な仕事が見つかったら、次に考えておきたいのが「その仕事に就いてどうしたいか」です。
転職する理由を応募企業に伝える時、「楽だと思うから」なんて言えませんよね。
ですから、「楽だから」以外の、
- その仕事をすることの魅力
- その仕事を続けてどうなりたいか
- どんな貢献ができるか
を考えておきましょう。
先にお話した、「バリバリ仕事をすることに疲れて単純作業がメインの職場に転職したけど、暇すぎて耐えられない」というような転職失敗を防ぐためにも、どうしていきたいか・どうなりたいかを考えることは大切です。
また、もうひとつおすすめしたいのは、楽な仕事に転職した先の「楽しみ」についても思い描いておくことです。
例えば、楽な仕事に転職して、
- 定時に上がれるようになった
- 勤務中に暇な時間ができた
- 人間関係がすっきりした
- 休みがしっかり取れるようになった
となったら、ライフスタイルは変わりますよね。
定時に上がれたら、ジムで体を鍛えたり、習い事を始めたり、夜に家族と映画にも行けるかもしれません。
休みがとれるようになったら、ずっと仕事が忙しくてできなかった趣味を復活させられるかもしれません。
こんなことをイメージして転職活動を進めたほうが、前向きな姿勢が採用担当者にも伝わりプラスになるかもしれませんよ。
「楽な仕事」に転職するには企業情報をしっかり集めることが大切!

さて、ここまで楽な仕事に転職するための考え方をお伝えしてきましたが、自分にとって楽な仕事が見つかったとしても、企業の情報収集だけは徹底して転職先選びをしましょう。
冒頭に挙げた「楽な仕事」と呼ばれる業界や職種の求人でも、企業によっては厳しい環境だったり、人間関係が劣悪なケースは山ほどありますし、「楽な仕事に転職したはずがブラックだった…」となったら目も当てられません…
ですから、自分にとって楽な仕事の希望を転職支援サービスのキャリアアドバイザー伝えて、求人探しを手伝ってもらうことをおすすめします。
キャリアアドバイザーに相談することで、希望する仕事や職場の
- 人間関係など職場の雰囲気
- 詳しい仕事内容
- 残業の頻度や休日の状況
などの情報を詳しく収集できるので、情報収集のためにも信頼できる担当者とコネクションを持っておきましょう。
本当に自分が思っているような「楽な仕事」なのかを確認する上でも、もっとも信頼できる情報源になります。
以下の記事で、情報収集におすすめできる転職エージェントをまとめてお伝えしています。併せて参考にしてくださいね。

「転職するなら楽な仕事に転職したい…」
こう思っているなら、自分にとっての「楽」を把握することが大切です。
この記事では、
「楽な転職先の見つけ方と楽な仕事に対する考え方」
をお伝えします。