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大企業から中小企業に転職するときの心構え

近年は多種多様な働き方が一般化していることもあって、「大企業=絶対的に良い職場」というわけではなくなってきました。
大企業に勤めても、様々な理由で転職する人は多くなっています。
この記事を読んでくださっているあなたも、大企業から中小企業へ転職を考えているのではないでしょうか。
ところで、大企業から中小企業の転職は、経歴で有利になるから簡単というイメージを持っていませんか?

こんな風に、中小企業への転職は断然有利だと思っている人は多いかもしれません。
しかし実は、そうとも限らないんです。
大企業に在籍していた経歴が、逆に採用担当者に不信感を与えてしまうこともあるので、大企業から中小企業への転職を成功させるコツを知ることが大切です。
もちろん、転職成功のコツを知ってさえいれば、大企業の経歴は素晴らしい財産です。
詳しくお話していきますね。
大企業から中小企業への転職は決して有利なことだけではない

あなたが大企業から中小企業へ転職する理由は何ですか?
なぜこんな質問をするかというと、その理由が「どうしても特定の中小企業で仕事がしたい」というような積極的でポジティブな理由なら問題ないですが、
- 会社への不満
- 人間関係の不満
など、ネガティブな理由で転職するのであれば注意が必要だからです。
中小企業の採用担当者は、大企業から転職する応募者に対しては、

- 個人的な事情を抱えて転職するのでは?
- リストラや倒産の離職なのでは?
など、「とりあえず・しかたなく自社に応募していないだろうか…」という不安を持つ傾向にあります。
これは、「わざわざ大企業から中小企業に転職するなんて何か特別な理由がある!?」という心理が働くためですね。
採用担当者としては、「大企業勤務経験がある優秀な人材は採用したい」という思いはある一方で、
- 我が社のやり方に適応できる人なのかな?
- どうしてわざわざ大企業からウチに?
- 何か問題を抱えているから大企業を辞めるのかも?
など、どこか不信感を抱いてしまうというわけです。
この辺を考えずに中途半端な気持ちで転職に臨むと、面接官から鋭い質問を受けて撃沈…というケースも。
とくに転職理由が「人間関係が合わなかった」「職場環境が悪かった」「仕事に嫌気が差した」などの不満の場合は、転職理由をよく練らないとボロが出て落とされてしまいます。
「大企業から中小企業への転職は有利・簡単」というイメージは捨てて、しっかり準備をして転職に臨みましょうね。
在籍していた大企業にはない「中小企業の魅力」を見極めておこう

では、どんな準備をすれば良いのかというと、転職する中小企業のどこに魅力を感じたかを明確にすることが大切です。
例えば、
- 転職先中小企業には、大企業では実現できない◯◯がある
- こんな仕事ができるのは転職先中小企業だけ
- 自分のやりたいことは、転職先中小企業でしか叶わない
など、転職したい中小企業のオンリーワンポイントを見極めましょう。
そこに照準を合わせて、志望動機や自己PRを練っていくことをおすすめします。
こうすることで、採用担当者や面接官が感じる「どうして転職するのだろう?」「なぜ、わざわざウチに?」という不信感を拭い去ることができます。
また、オンリーワンポイントを持ち出すことで、「自分は御社のニーズに沿った人材だ」とアピールできるので好印象です。
ただし、話題に出すオンリーワンポイントは、「上辺だけ・言葉だけ」と思われないように、しっかり下調べをしたり、気持ちに沿ったものにしましょうね。
転職を希望する中小企業には、
- どんな魅力があるのか
- 何が大企業と違い、他社と差別化されているか
これらをしっかり情報収集・把握して、転職に臨みましょう。
大企業から中小企業への転職はキャリアアドバイザーを活用する

オンリーワンポイントを見つけるには、転職企業の求人票を見ているだけでは不十分です。
求人票や企業ホームページも役立つ情報ではありますが、
- 現場レベルの仕事内容を把握すること
- その企業の強みや特徴を深いレベルで知ること
これが大切になってきます。
それが出来れば、転職理由の信頼性が高まり、他の応募者と差をつけるポイントにもなります。
企業の深い情報を効率よく収集するには、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントというのは、会員登録をすることで、
- 希望に沿った求人紹介
- 書類や面接のアドバイス
- 転職の不安や悩み相談
- 応募企業の詳細な情報提供
などをキャリアアドバイザーという担当者にサポートしてもらえるサービスのことです。
キャリアアドバイザーは、求人企業の採用担当者とコネクションを持ち企業訪問をしているので、
- 「詳細な仕事内容」
- 「企業の強みや展望」
- 「職場環境」
- 「上司の人柄」
などの情報を持っています。
これを聞き出すことで、求人企業のオンリーワンポイントが見つけやすくなりますし、的を絞った自己PRや志望動機を作成できるので、転職活動を有利に進めることができるというわけです。
また、大手企業から中小企業へ転職をする応募者は、転職エージェントにとっては「最もサポートに力を注ぎたい人材」(転職が決まりやすいので歓迎される)です。
好条件の求人を優先的に探し出してくれる可能性も高く情報を引き出しやすいので、転職エージェントは上手く活用しましょうね。
企業の内部情報に強いおすすめの転職支援エージェントは!?
まず、20代の方におすすめできるのは、 大手マイナビワークスが手がけるマイナビジョブ20’sです。

20代専門(24歳から29歳)で転職支援をしているサービスなので、
- 20代に特化した求人が多く集まっている
- サポート内容やノウハウがしっかりしている
- マイナビだけの求人も多い
こんなプラスがあります。
キャリアアドバイザーの対応が親切丁寧で、大企業から中小へと転職する場合でも相談しやすいです。
サポートエリアは、
関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
大阪 京都 愛知 兵庫
奈良 滋賀
となっているので、このエリアで転職する20代の方はマイナビジョブ20’sを利用しましょう。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外で転職する20代の方、そして30代以上の方におすすめしたいのは、大手リクルートキャリアが運営している「リクルートエージェント」です。

人材業界最大手のサービスだけあって、
- 求人数が圧倒的に多い
- 企業とのつながりが強い
- 転職成功事例が多い
といった特徴があり、安心して利用できます。
実績ナンバーワンのエージェントだけあって、転職をするならとりあえず登録しておきたいサービスとも言えます。
また、サポートエリアも広いので、関東や関西だけでなく全国的で使いやすいサービスです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが対応してくれるのでまずは相談してみましょう。
大企業から中小企業への転職は、
想像よりも苦労するかもしれません。。。
この記事では、
「大企業から中小企業に転職するときのコツ」
をお伝えしますね。