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「3回目の転職で不安…」どうしたらいい?

転職回数が多いのは、やっぱり不利になりますよね?とても不安で…

たしかに、転職回数があまりに多いとマイナスに受け取られるケースはありますね。
ただ、それは「企業の考え方次第」というのが本当のところです。


それよりも、
- 転職理由を振り返る
- 応募企業のニーズを知る
これをしっかり考えて転職を進めましょう。
詳しくお話していきますね。
転職3回目は本当に不利になる?データが語る事実

日本では終身雇用制度が長く続いたこともあって、「転職回数は少ないほうが好印象」という風潮が未だに残っています。
そのため、転職が3回目くらいになると「転職回数でマイナス評価をされないかな…」と不安になる人は多いのではないでしょうか?
実際、採用担当者はどう感じているのか…気になりますよね。
そこで参考にしたいのが、リクナビが公表している「人事に聞いた転職に関するデータ」です。
- 3回目 36%
- 2回目 8%
- 1回目 8%
参照元:リクナビNEXT http://next.rikunabi.com/01/tensyokureki/tensyokureki_01.html
と、やはり「3回目の転職」と答えた人事がダントツで多い結果になっています。
これだけを見ると、3回目の転職はマイナスに見えますよね。
しかしその一方で、こんなデータも出ています。
転職歴が2回以上ある応募者の採用実績がある企業は、全体の8割以上。
同じリクナビのデータで「最高で何回転職歴がある人を採用したか?」という問いでは、3〜5回が全体の6割以上を占めている。
これを総合的に考えると、たしかに3回目の転職は採用担当者にとって気になる回数ですが、採用されるチャンスが極端に低くなるわけではないということが言えます。
また、転職回数の考え方は、会社によって様々です。
- 会社の方向性
- 社長の考え方
- 採用後の実績(転職回数の多い人は定着率が悪かったなど)
これらによって印象がだいぶ変わってくるので、一概に「3回目はセーフ」または「3回目からはアウト」とは言えません。
ですから、「3回目の転職は…」と回数を気にするよりも、転職理由や応募企業のニーズを理解して転職を進めていきましょう。
転職理由はプラスにして3回目の転職を成功に導く!

採用担当者にとって転職回数以上に気になるのは、「転職理由」です。
転職理由が曖昧で納得できないものだと、たとえ1回目の転職でも不採用になる確率は高くなってしまいます。
マイナスになりやすい転職理由は、以下のデータを参考にしましょう。
- 健康を害してしまった 36%
- 労働条件が希望に合わなかった 30%
- 会社や経営者の方針や考え方が合わなかった 27%
参照元:リクナビNEXT http://next.rikunabi.com/01/tensyokureki/tensyokureki_01.html
どの理由も、採用担当者が大きな不安を覚えやすいものだということが分かりますよね。
仮に健康面が理由で転職をするなら、現在は業務に問題がないことをしっかり伝える必要がありますし、労働条件や会社の方針が不満で転職する場合は、それをあえて転職理由に伝える必要はありません。
いずれにしても、マイナスの転職理由ではなく、プラスの印象を与える転職理由を用意することが大切ですね。
プラスの印象を与える転職理由は「やりがい」「キャリアアップ」

「転職3回目」のように過去に複数の転職経験があると、それぞれの転職理由を用意する必要も出てきます。
そんな時は、転職理由に一貫性を持たせることが大切です。
とくに「やりがい」「キャリアアップ」を前提に転職理由を組み立てると、プラスの印象を残しやすいのでおすすめです。
例えば、
- 「◯◯のスキルを伸ばしたいと考えて、1度目の転職をした」
- 「◯◯のスキルを習得したので、さらに上を目指すことを考え2度目の転職をした」
というように、なにかを軸にして(この場合は◯◯のスキル)一貫性を持って転職理由を組み立てるのがおすすめです。
そうすれば、話が伝わりやすく意欲的に映ります。
採用担当者が好印象を抱く転職理由の6割以上は、「やりがい・キャリアアップ」に関するものと言われています。
3回目の転職では、とくにプラスの印象を与えることが大切なので、前向きな姿勢で転職に取り組んでいることをアピールしましょうね。
企業はどんな人材を求めている?の把握が転職3回目を成功させる

そして、3回目の転職を成功させる上で最も大切なのが、応募企業のニーズを理解して転職を進めるということです。
それはなぜかというと、企業が採用したいのは、
- 自社の方針や方向性
- 求めている人材像
- 必要なスキル
などに見合った、「今、必要な人材」だからです。
つまり転職回数が3回目でも、その応募者が「今、必要な人材」であれば採用するのです。
先ほどお話したように、企業の方針や社長の意見で「転職回数が多い人はお断り」としているケースは除きますが、「必要な人材」と判断されれば採用される確率は上がるというわけですね。
そのため、「応募企業にどんなニーズがあるのか」を理解することは欠かせません。
例えば、ユーザーに楽しさを提供するウェブサービスを作る会社では、ウェブ知識はもちろんですが、「独特の発想力」「人間的な面白さやパワー」が求められます。
たとえ3回目の転職でも、ユニークな発想や面白いアイデアをアピールできれば、転職回数は問題ではなくなります。
業務委託を請け負っている会社では、人をまとめる力や、コミュニケーション能力が重要視されます。
転職回数が多くても、コミュニケーションスキルが高く、マネジメント経験をアピールすれば、必要な人材と判断されます。
「転職回数 < 必要な人材度」と表せるように、転職回数よりも「今、企業が求めていること」が重要視されることを頭に入れておきましょうね。
応募企業のニーズを理解するには転職支援サービスを活用しよう


こんなふうに思うのではないでしょうか?
たしかに、応募企業の求める人材像を把握するには、求人票やホームページの情報だけでは不十分です。
これを解決するには、転職支援サービスを活用して転職を進めるのがおすすめです。
転職支援サービスに会員登録をすると、
- 希望や経験に合った求人紹介
- 応募企業の詳細な情報提供
- 面接や応募書類のアドバイス
- 応募企業とのやり取り
などのサービスを、キャリアアドバイザーという担当者が無料でサポートしてくれます。
転職支援サービスを利用すれば、求人票やホームページでは知ることができない企業情報をキャリアアドバイザーに聞き出す事ができます。
キャリアアドバイザーは、求人企業の採用担当者と打ち合わせをしたり企業訪問をして、事前に企業のニーズや会社情報を集めて転職者に提供しています。
そのため、「今、企業が求めていること」をダイレクトに知ることができるというわけです。
また、キャリアカウンセリングをしてもらうことで、転職理由をプラスにまとめるアドバイスもしてもらえるので、転職回数に不安があるなら積極的に活用しましょう。
おすすめできる転職支援サービスについては、以下の記事が詳しいので参考にしてくださいね。

「今回で3回目の転職…」
マイナス評価を受けないか不安になりますよね。
この記事では、
「3回目の転職を不利にしないコツ」
をお伝えしますね。