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35歳の転職は厳しいと聞くけれど…本当なの!?

ただ、35歳を過ぎると転職するのが厳しいと言うじゃないですか?
この歳で転職に失敗したらと思うと、不安で…

しかし、最近は、35歳以上でも転職することが珍しいことではなくなってきています。


まずは、35歳以上の転職の現状をしっかり把握して転職活動のプランを練っていきましょう。
詳しくお話していきますね。
実は需要が高い!?35歳の転職者に対する企業の意識
35歳で転職を考えている方の多くは、なんとなく「この年齢は転職では完全に不利だ…」と不安な気持ちになっているかもしれません。
しかし実は、35歳以上の転職者は世間が思っているよりも需要が高いということをご存知でしょうか?
それを裏付けるように、企業に対して「ミドル層の採用についてのアンケート(35歳から55歳)」を実施したところ、実に83%が「3年以内に35歳以上の転職者を中途採用している」と答えたといいます。(参照データ:en-japanより)
また、81%の企業は、今後も35歳以上の転職者を採用していきたいと回答していて、「35歳を過ぎたからダメ」というのは少数派だと言えるのです。
35歳以上の転職者を採用した理由についても、
- 優秀なら年齢は関係ない
- 豊富な経験が必要
- 専門性の高い仕事に必要
というポジティブな意見が多数。35歳になったからといって「年齢だけで転職が難しくなる」とは考える必要はありません。
むしろ、専門性が高い仕事に携わった経験があり、これまでに培った経験を活かせる職場を見つけられれば、35歳からでもどんどん転職できるというわけです。
需要があってもこんな35歳の転職者は嫌われる
ただし、35歳以上の転職者で、次のような特徴のある人は敬遠されやすいと言われています。
- 自らのやり方やこれまでのやり方に固執する
- 既存社員とうまくやれそうにない
- 年下の上司とうまくなれそうにない
- 新しい仕事が覚えられない
すでに社会人経験を十分に積んでいる年代なだけに、自分のやり方を確立している人は多いと思いますが、そこに固執するのは最も敬遠される特徴です。
また、会社はチームで結果を出すという前提がある以上は、既存社員や上司とうまくやれそうな人柄の転職者には、安心感を持ちやすいのは言うまでもありませんね。
他にも、転職するからには新しい仕事やその会社ならではの風習を覚えることは必須なので、常に前向きに取り組む転職者は好印象です。
35歳の未経験分野への転職はやっぱり厳しい!?
ところで、「35歳以上でも転職需要がある」とお話しましたが、これは経験職についての話です。
中には、35歳で未経験分野への転職を考えている人もいると思いますが、この場合はどうでしょうか。
結論から言うと、未経験分野へ転職は、経験職とは違いキャリアをリセットする側面があるため、転職のハードルはだいぶ上がってしまいます。
さらに、未経験者を求める求人は、20代の転職者をターゲットにしていることがほとんどです。
また、この後お話ししますが、35歳の転職者に求められる資質のひとつは、「すぐに会社の力になれる人」ですから、35歳の転職者に「一から仕事を覚えて一人前になること」を期待する企業は少ないのが現実と言えます。
しかし、全く無理というわけではありませんから、未経験分野のなかで的を絞って転職活動をしていくことをおすすめします。
例えば、人手不足が深刻な業界だと、35歳でも未経験者を広く募集しているケースが多いですし、キャリアチェンジに寛容な業界と言えますね。
- サービス業
- 介護や福祉業界
などは、未経験でも比較的受け入れてもらえやすい業界です。
ただし、労働環境や待遇が期待できないことも多いので、転職先選びや情報収集を慎重に行って転職を進めることがとても大切です。
35歳の転職者が企業に求められる資質とは!?
では、35歳の転職者はいったいどんな面をアピールして転職活動を進めればいいのでしょうか。
それを知るには、「企業が35歳以上の転職者に求める資質」を理解することが大切です。
35歳の転職者に企業は何を期待しているか、次の4つのポイントです。
- 即戦力となるスキルや経験を備えている
- 人をまとめる力などマネジメント力がある
- 自社にはない経験やスキルがある
- 凝り固まっていない柔軟性がある
35歳の転職で最も武器になるのが、「即戦力になる」スキルや経験の高さです。
採用してから育てていくのではなく、採用したらすぐに活躍してもらうことが前提にあるので、分かりやすくこれまでの成績をアピールすることが、最も効果的です。
要するに、「こういう経験やスキルを積んで、こんな実績を残しているので、御社ではこんな形で貢献できますよ。」ということを明確に伝えることが、35歳の転職では必須です。
また、30代以降は人を指導したりまとめる「マネジメント力」を期待されることが増えてきます。
とくに成長企業に転職する場合は、若手のマネジメント力が認められると評価が高くなる傾向にあるので、これまでに部下をどう指導したか、どんな成果をあげたか、などをアピールするのも有効ですね。
他に重宝されるのが、自社にない経験やスキルを持ち込んでくれる転職者です。現職で何気なく身につけた経験やスキルが、職場が変わることで高評価を得ることもあります。
また、仕事選びに関して言えば、35歳前後の同年代の顧客がターゲットの仕事も重宝される傾向にあることも頭に入れておくと良いですね。
例えば、住宅営業などをする不動産業界は、ちょうど家を買う顧客の年齢層が30代以上ということもあり、共感を得やすい30代以降の転職者を求めている、という感じですね。
この辺は、自分では気づかないことが多いのですが、これまでの経験やスキルをどう活かせるかを常に考えて、転職活動を進めることが大切です。
35歳の転職はキャリアアドバイザーに相談して進めるのがおすすめ
35歳以上の転職者も実は需要が高いこと、そして、企業に求められる資質についてお話ししてきましたが、以上を踏まえると、35歳の転職を成功させるには、
- 即戦力が求められる
- マネジメント力が求められる
- 自社にない経験やスキルが重宝される
ということが見えてきましたね。
ただし、これらを転職活動に活かすのは正直に言ってかなり大変な作業です。
自分のこれまでのキャリアを振り返って、何を活かすべきでどんな仕事とマッチするのか、なかなか見えてこない人も多いのではないでしょうか。
すでに転職活動を開始している方なら感じているかもしれませんが、現職と転職活動を両立するのもなかなか難しいはずです。
そんなときは、迷わず転職支援サービスを利用して、キャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。
転職支援サービスというのは、ハローワークと似たようなもので、
- 経験やスキル、希望に合った求人紹介
- 今後のキャリアカウンセリング
- 面接や書類のアドバイス
- 応募企業とのやり取り
などを、キャリアアドバイザーという担当者が無料でサポートしてくれるサービスです。
キャリアアドバイザーに相談することで、自分のキャリアを生かせる求人を第三者目線で探してもらうことができます。
企業のニーズとあなたの希望が合致した求人(つまり受かりやすい求人)に出会える可能性が高くなりますし、効率的な求人探しができるのでスピーディーな転職も可能になります。
また、そもそも自分のキャリアに不安があったり、アピールポイントが絞り込めないことがネックの人もいるはずです。
そんな場合は、キャリアカウンセリングをしてもらうことで、転職活動に自信を持って臨むことができるかもしれません。
とくに、35歳という年齢的にも、今後のキャリアプランを一度見直しておくのはおすすめ。転職後の展望を予測しやすくなるので、まずはキャリアアドバイザーとコネクションを持っておくとプラスですよ。
35歳の転職におすすめの転職支援サービスは!?
腕の立つキャリアアドバイザーに相談に乗ってもらいたいなら、人材業界大手のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営している「DODA」がおすすめです。

パーソルキャリアは古くから転職支援をしていることもあって、DODAには経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、あらゆる不安や悩みに答えてくれます。
登録すると分かりますが、大手エージェントのなかでも非公開の求人が多く、仕事探しの幅がグンと広がるエージェントです。
まずはDODAを活用して、転職を進めてみてください。

いかがでしたか?
35歳の転職について成功に必要なことをお話してきました。
企業の8割以上は、35歳以上の転職者を積極的に採用したいと考えていますから、自分の経験やスキルに自信を持って、
- 即戦力
- マネジメント力
- 柔軟性
などをアピールしていきましょう。
不安があるなら、キャリアアドバイザーに相談して転職を進めていきましょうね。
「35歳で転職するのはキビしいかも…」
と不安を感じていませんか?
この記事では、
「35歳の転職を成功させるためのコツ」
をお伝えします。