

この記事の流れ
転職成功に欠かせないのが「退職の準備」

転職活動で忘れてはいけないのが「退職の準備」です。
新しい仕事探しに夢中になって、退職のことを後回しにしていると、後になって困ることになってしまうので、求職と退職は、それぞれ同時に進行することが大切です。
そうは言っても、退職に慣れている人も少ないと思うので、まずは「退職の流れ」をしっかり把握しておくことが大切です。
転職活動で目指すべきは、「新しい会社の内定」ではありますが、そこまでの道のりで退職を飛ばすことはできません。
- 退職日の大幅な遅れ=転職先企業と約束した日に入社できない
- 退職の思わぬトラブル=円満退社とならない
といったことは絶対に避けたいので、まずは退職の全体の流れを知って、スケジューリングすることが必要です。
転職成功のために「退職までの流れ」を最初に掴んでおこう!

まずは、退職をどう進めたらいいのか全体像を見てみましょう。
- 転職の計画を練る
- 退職希望時期を決める
- 退職の意志を伝える
- 退職日を決める
- 退職願を提出する
- 担当業務の整理
- 引き継ぎをする
- 退社
- 必要であれば保険等の手続きをする
- 転職先に入社
大まかに10個の項目に分けてみました。
この裏では、転職に向けた「転職活動(求職活動)」も同時に行なっているので、当然それぞれのバランスも大切になってきます。
転職活動(求職)の流れについては、こちらの記事で詳しくお話しているので参考にしてくださいね。
それでは、退職の流れをもう少し細かくチェックしていきましょう。
転職の計画を練る
求人探しなどはひとまず置いておいて、退職の計画だけにフォーカスすると
- 先に現職を退職してから転職活動をするか
- 在職のまま転職活動をするか
が大きな分かれ目になります。
どちらを選ぶべきかは、あなたの転職計画によってだいぶ変わってきます。
例えば、


というように、
- 目指す業界や職種
- 経済的な事情
- 年齢
などの状況で善し悪しがあるので、自分にとって最もプラスになると思われる方法を選択してください。
一般的には、在職中に転職先を見つけるのが最もリスクが少なくおすすめできる方法と言えます。
退職希望時期を決める
ここで大切なことは、
- 退職に関する就業規則をチェックしておく
- 仕事の状況をしっかり判断して余裕をもって決める
この2つです。
会社の就業規則には、「退職希望は最低◯ヶ月前に申し出ること」などの規定がある場合が一般的なので、これを守るのがマナーです。
そして、退職の意志を正式に会社に伝えるまでは、社内で退職のことを話すのはNGです。
退職の意志を伝える

退職の意志を伝えるときは、まずは「職場の直属の上司に口頭で伝える」のがマナーです。
これを間違えてしまうと、「上司との間に亀裂が生じた。。。」などのトラブルを招くこともあります。
退職日までは、長い場合は数ヶ月一緒に働かなくてはいけません。その間を気まずい思いをして過ごすのは大変ですから、必ず守りましょうね。
退職日を決める 退職届を提出する
退職日を決めるときは、引き継ぎ・仕事の状況を優先した上で、上司と相談して決めるのが一般的です。
退職日が決定したら、退職日を明記した「退職願」を上司に提出します。会社が指定する方法や書式があれば、それにならって退職の最低2週間前までには提出するのが一般的です。
担当業務の整理 引き継ぎをする
担当している業務は退職日までにしっかり整理します。できるものは完了して、そうでないものは区切りをつけます。
後任が決まっている場合は、引き継ぎを丁寧に行ってください。取引先や関係部署への配慮も忘れないようにします。
後任が決まっていないときも、困らないように引き継ぎ事項をまとめておきましょう。
ここが予想よりも長引くと、転職先が決まっている場合は入社を待ってもらうことになってしまいます。
入社が決まっていても、延ばし延ばしになるのはNGですから、すぐに転職先の担当者と連絡を取ることを忘れてはいけません。
せっかく転職できても、マイナスイメージからスタートにならないように気をつけましょうね。
退社

退社時に気をつけたいのは、会社のものと私物をしっかり分けることです。
- 会社に返還するもの
- 逆に受け取るもの
などのチェック表を作っておくのはおすすめですね。
こちらの記事では、「退職時に受け取るものと退職の常識マナー」についてお話しています。合わせてご覧ください。
自分が使っていたデスクやロッカーなどは掃除して退社するのがマナー。お世話になった社内外の人たちへのあいさつや感謝も忘れないようにしましょう。
将来また一緒に仕事をするかもしれませんし、どこでこれまでの人脈が活きるかは分かりません。円満退社が必要な理由は、こうしたところにもあります。
必要であれば保険等の手続きをする 転職先に入社
この時点で転職先がまだ決まっていない場合は、以下の各手続きをする必要があります。
- 職業安定所で失業手当受給手続きをする
- 退職後14日以内に年金と健康保険の手続きをする
転職先が決まっている場合は、会社が行なってくれます。
いよいよ転職先で新しい生活がスタートします。
退職の流れを掴んで転職を成功させるには

いかがでしたか?退職の流れを大まかにお話してきました。
転職活動は、求職活動と退職のバランスを取ることがなかなか難しいことが多いです。ですからまずは、全体の流れをしっかり理解してから計画を立てることが大切です。
しかし、とくに初めて転職を経験する人にとっては、転職の計画をどう立てればいいのかは大きな悩みどころですよね。
そこでおすすめしたいのは、転職エージェントに転職活動のプランニングについて相談してみることです。
転職エージェントというのは、登録をすると、
- 希望に沿った求人紹介
- 転職のスケジューリング
- 書類や面接のアドバイス
- 転職の不安や悩み相談
- 応募企業の詳細な情報提供
などをキャリアアドバイザーという担当者が無料でサポートしてくれるサービスのことです。
転職エージェントに相談すれば、自分の状況に合わせて転職の進め方や退職についてのアドバイスが得られるので、どんなことに注意したら良いか明確になります。
もちろん、希望や経験に沿った求人も探し出してもらえるので、効率的に転職活動を進められて便利です。
転職エージェントについては、以下の記事が参考になるはずです。合わせて読んでみてくださいね。



「退職はどんな流れで進めたらいいのだろう…」
転職するとき避けられない退職。うまくいくか不安ですよね。
この記事では、
「転職を成功させるために知っておきたい退職の流れ」
についてお話します。