

この記事の流れ
仕事のトラウマが忘れられない…克服するにはどうしたらいい!?

そのトラウマからか、どうしても今の仕事に馴染めないんです。



- 過去の出来事と認識する
- 客観的に捉えて自分を認める
- もう一度トライしてみる
この3つの方法を試してみると良いですね。
ただ、どうしても辛いときは、専門医にカウンセリングしてもらうことも忘れないようにしてくださいね。
ところでトラウマって何!?仕事上で多い3つのトラウマの原因

- 「実はわたしにはこんなトラウマがあって…」
- 「あの経験がトラウマなんだよね。」
など、普段の会話でもよく使われる「トラウマ」ですが、正確な意味を知っていますか?
【トラウマとは】
外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的な衝撃を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。
心的外傷が突如として記憶によみがえり、フラッシュバックするなど特定の症状を呈し持続的に著しい苦痛を伴えば、急性ストレス障害であり、一部は1か月以上の持続によって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)ともなりえる。
参照元:Wikipediaより一部抜粋
このように、深刻な場合は心の病に発展してしまうかもしれない軽視できない心の状態と言えます。
そのため、仕事上でトラウマを抱えてしまうと、業務に支障がでたり、仕事に行くのが辛い、ということも起こってしまうんですね。
仕事上でトラウマの原因になることが多いのは、次の3つではないでしょうか。
職場いじめ
職場でいじめを受けることで、それがトラウマとなり、出社が辛くなったり、神経症を発症することがあります。
対人関係に影響を及ぼし、周りからどう見られるか、仕事の評価などが過度に気になるようになるケースもあります。
モラルハラスメント

セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなど、いわゆる「モラハラ」は社会問題化していますよね。
この場合も、トラウマを抱えることで対人関係に影響を及ぼし、仕事にも影響が出てしまいます。
転職をして環境を変えたあとも、モラハラを受けた記憶がフラッシュバックする例もあり、長期的にトラウマに悩まされるケースも多いようです。
大きなミス
仕事で大きなミスをしてしまうと、自分を責める気持ちや後悔、罪悪感などがトラウマにつながってしまい、そのミスを引きずってしまうことがあります。
周囲の評価を過度に気にしたり、またミスをしてしまうかもしれないという考えに囚われることで、仕事自体にも影響が出るケースがあります。
仕事上のトラウマに現在も悩んでいる場合は!?

もし今現在、「いじめ」「モラルハラスメント」で悩んでいる・苦しんでいるという場合は、こうした人間関係からはひとまず距離を置くことが大切です。
職場いじめやモラハラなどのストレスは、あまりに酷ければ神経症やうつ病などを引き起こしてしまいます。
- 上司に相談する
- 配置転換を願い出る
- 休職する
など、まずは今できることを検討してください。
しかし、職場いじめやモラハラがまかり通っている職場は、基本的にその体質はなかなか改善しないものです。
人間関係のトラブルに関しては、転職して環境を変えることが、
- ストレスを解放できる
- 人間関係を一度リセットできる
- 心機一転できる
という意味で、もっとも確実な方法だとは思います。
しかし、転職さえすれば仕事上のトラウマがきれいに消え去るというわけではありませんから、「心の問題」「転職の問題」を個別に対応していくことを考えることは大切です。
また、転職先選びはきちんと行わないと、同じような職場に当たってしまうこともあります。
転職するときは、自分の希望や職場環境の善し悪しをしっかり見極めるようにしましょうね。
詳しくは、以下の「人間関係が原因で転職するときの記事」が参考になるはずです。

仕事上のトラウマは「過去の出来事」と認識して克服する

職場いじめやモラハラ、大きなミスなど仕事上のトラウマは、忘れたくても忘れられないですよね。
急にそのときの様子がフラッシュバックして、つらい思いをする人もいるはずです。
しかし、トラウマを忘れようと心にフタをしても、なかなかうまくはいかないのではないでしょうか?
そんなときに試してほしいのが、トラウマを過去の出来事だと認識するように心がけることです。
いじめやモラハラ、大きなミスと、すでに距離を置いていたり過ぎ去ったのであれば、それは過去に起きた出来事であって、今の自分ではありませんよね。
トラウマに囚われているということは、過去に心が向いているということです。
深呼吸して冷静に考えれば、目の前にあるのは「今」「未来」だけです。
つまり、トラウマはあくまで過去の出来事で、今後は自分次第でどうにでもなれるというわけです。
簡単なことではないと思いますが、トラウマは過去の出来事だと認識するように心がけることで、仕事に対して前向きになれるはずですよ。
「客観的に捉える」ことで自分を認めて仕事のトラウマを克服する

トラウマが頭に蘇って苦しいときは、自分がその主役になるのではなく、客観的にその状況を分析する癖をつけるのもおすすめです。
例えば、職場いじめを受けたトラウマを思い出してしまったときは、その場面を空から見下ろすようなイメージに切り替えてみます。
そして、
- これを解決するにはどうすればいい?
- 客観的に意見するとしたら何を言う?
ということに意識を集中します。
「この時の自分に対してどんな言葉をかけてあげよう?」と考えることで、これはもう過去の出来事だ、と自分の心に教えてあげることができます。
また、「この出来事を教訓にして今後もっとよくなるにはどうしたらいいだろう?」と未来に目を向けてあげれば、自分の過去を排除するのではなく認めてあげることに繋がります。
トラウマが蘇ってつらいときは、自分の状態を客観視してみると良いですよ。
もう一度トライ!仕事のトラウマを克服する大切な姿勢

仕事のトラウマを解放する方法として最も自信に繋がるのが、「トラウマの原因にもう一度トライしてみる」ということです。
例えば、いじめやモラハラが原因でトラウマに苦しめられているなら、
- 職場の人間と積極的に関わる
- 上司に自分の意見を伝える
- 嫌なことはハッキリと断る
など、小さなことで構わないので、もう一度挑戦してみます。
その積み重ねが大きな自信につながり、トラウマの解放に繋がっていきます。
例えば、大きなミスが原因でトラウマを抱えている場合も、ミスをした仕事にもう一度トライしてみます。
ミスは人間が成長する上で欠かせないことですし、失敗をするなかで経験値は確実に上がっています。
なぜミスをしたかが分かっていれば、今後は同じミスを繰り返す可能性も低くなりますから、成功できれば大きな自信を得ることができますよ。
いずれにしても無理は禁物ですから、ステップバイステップで小さな積み重ねをしていきましょうね。

いかがでしたか?仕事のトラウマに悩んだら試したい3つのことをお話してきました。
大切なことは、トラウマは過去の出来事であって、あなた次第で新しい経験を積み重ねることができるということです。
仕事でトラウマを抱えることは辛いですが、少しずつ前に進んでいきましょうね。
以下の記事も参考にしていただけると嬉しいです。

「仕事のあのトラウマがどうしても頭を離れない…」
これは悩みますよね。
できることなら克服したいはずです。
この記事では、
「仕事のトラウマに悩んだら試したい3つの対処法」
をお伝えしますね。