
この記事の流れ
今は主婦をしているけど仕事をして働きたい!

でも、家庭のことを考えるといろいろな制約があって、難しいなって。。。

たしかにお子さんが小さいと、保育園のお迎えの時間が気になったり、病気になったことを考えると、仕事探しも不安になりますよね。

主婦の私は、どうやって仕事探しをしたらいいんでしょうか?

- 働き方の選択肢を限定しないこと
- なるべく広い視野を持つこと
を心に留めて再就職活動をされることをおすすめします。


詳しくお話していきますね。
主婦も働きたい!結婚・出産後も9割の女性は働くことを考えている
実は日本では、「約60%の女性は第一子の出産を機に仕事を退職してしまう」というデータがある一方で、結婚や出産後も「働きたい」と考える女性は実に90%近くにのぼるというデータが出ていることも明らかになっています。
結婚や出産を経て一度は主婦になっても、「もう一度働く」ことを考える人はとても多いんです。
その理由は、こちらの「結婚や出産後も働きたい理由のランキング」を見ていただくとわかるように
1位 今後の生活に不安を感じるから 59%
2位 社会と関わりたい・視野を広げたい 57%
3位 子供の養育費のため 54%
4位 老後の蓄えのため 53%
5位 旅行や買物、生活を豊かにするため 51%
「経済的な不安が大きい」「社会と関わっていたい」という2つが主な理由に分かれるようです。
その背景にあるのは、男性の平均年収が減っていることや、家事や育児のストレス、社会から置いていかれるような不安があると言われています。
昔のように、「主婦になってずっと家庭にいる」という生き方は、時代に合わなくなっているんですね。
仕事がしたい主婦に立ちはだかる3つの壁って!?
しかしその一方で、一度仕事を退職して主婦になった女性が再就職しようとすると、様々な壁が立ちはだかっていることも事実です。
家庭と両立できる仕事を探しても見つからない
企業が家庭の両立に理解を示してくれない
プランクがあるので仕事に不安を感じる
子供が保育園に通っていると、お迎えに間に合う仕事が必須になりますが、「時間がちょうどいい仕事がない」というのはよく聞きますし、面接で子供がいることを伝えると「誰が面倒をみるんですか?」「病気になったら休みますよね?」など、厳しい質問を受けて落とされるというのもよくある話です。
また、仕事から遠ざかっていて、ブランクがあることに自信が持てずに一歩踏み出せないという場合も。
もしかしたらあなたも、これら3つのことを不安に思っているのではないでしょうか?
これからは「主婦・女性にとって働きやすい社会」になる
たしかに、企業でバリバリに働いているキャリアウーマンや専門職で経験を積んでいる女性が転職するのに比べると、主婦の再就職のハードルが高いのは間違いないですが、今日本では「女性の活躍」に大きな期待が集まっていることも事実なんです。
政府は、日本再興戦略として2020年までに
指導的地位に占める女性の割合を30%程度
第一子出産前後の女性継続就業率55%
25歳〜44歳の女性就業率73%
男性の育児休暇取得率13%
を目標として掲げているので、これを実現する流れへと進んでいくことは間違いありません。これはつまり、「主婦・女性にとって働きやすい社会になっていくこと」です。
実際、結婚や出産後も無理がなく働ける勤務体系や制度を導入している企業は増えていますし、仕事と家庭の両立支援に取り組む企業に対する助成は今後どんどん増えると言われています。
主婦は仕事を探すのは難しい…と考えるのではなく、アンテナを張り巡らせて、「女性が働きやすい職場」を見つける努力をしてみることも大切ですよ。
主婦が仕事を探すときに気をつけておきたいこと
それでは、主婦が仕事を探すときに気をつけておきたいことを詳しくお話していきます。
働き方の選択肢を考えてみる
何を優先したらいいのかハッキリさせる
これまでの経験を振り返る
障害になりそうなことをクリアにしておく
これら4つを一緒に見てみましょう。
働き方の選択肢を考えてみる
まずは、自分にはどんな雇用形態が適しているのかを考えてみてください。
主婦の仕事探しは、「アルバイトやパートじゃないと…」「正社員じゃ雇ってもらえないかも…」と選択肢を絞ってしまう人も多いかもしれませんが、今はいろいろな働き方が出来る時代です。
後にお話しますが、あなたが働く理由(優先するもの)に合わせた雇用形態を考える必要がありますから、どんな働き方があるかを把握しておきましょうね。
フルタイム正社員・短時間勤務制度正社員
女性が活躍する職場や専門職などは、主婦でブランクがあっても、
フルタイム正社員として採用されやすい傾向にあります。
また、3歳未満の子供を持つ従業員に対して、残業免除や、労働時間を6時間に短縮する短時間勤務制度が義務化されたこともあり、これを活用出来る場合もあります。
派遣社員
派遣会社に登録して、派遣会社と雇用契約を結んで働く社員です。
育休や産休が充実していたり、福利厚生がしっかりしている派遣会社もあるので、正社員がハードルが高い場合は派遣社員を検討してみましょう。
アルバイト・パート
時間や場所、融通が利くという面で最も有利なのはアルバイト・パートです。
「雇用が安定しない」「福利厚生が期待できない」「休んだ分は収入に繋がらない」などのデメリットはありますが、時間や場所に限りがある主婦の方は視野に入れておきましょう。
自分が何を優先したらいいのかを明確にする
主婦の方が仕事探しをするときに、最初に考えたいことは、
働く理由を考える
何を優先するかを決めておく
ということなんです。
「働く」と言いますが、人によっては「金銭的に苦しいから働く」「仕事をして自己実現したいから働く」「社会と関わりをもちたいから働く」などその理由は様々です。
その理由がハッキリしていれば、どんな雇用形態で働くべきなのかも見えやすくなりますよね。
優先させたポイントというのは、
業種
職種
福利厚生
雇用形態
給与
勤務先
勤務時間
などの自分の希望を書き出してみて、最も優先したいポイントが何かを考えておくことです。
これらが明確になっていないと、沢山の求人を見ている間に、「自分は何がしたかったんだっけ?」と働く意味が分からなくなることもありますし、就職してから、「これは自分がやりたいことじゃなかった…」と後悔することに繋がってしまいます。
これまでの経験を細かく分析する
次に大切なのが、これまで働いてきた経験を細かく思い出しておく、ということです。
主婦になる前は、どんな会社に勤め、経験を積み、どんな業務を担当していたか、小さなことでも構わないので一度自己分析しておきましょう。
基本的に採用担当者は、これまでの就業経験を選考ポイントとするので、たとえブランクがあっても、経験やスキルをしっかりまとめてアピールしていく必要があります。
障害になる事をクリアにしておく
子供が小さかったり、家庭に事情がある場合は、あなたが働くことでいろいろな障害が出てしまうことも考えられますよね。
小さな子供を持つ主婦の方が就職するときに面接官によくされる質問として、
「あなたがいないとき、子供の面倒は誰がみますか?」
「お子さんが病気になったときはどうしますか?」
などがありますが、これらは予め家族で話し合っておいて、協力体制をしっかり整えておくことが大切。
面接はうまくごまかせたとしても、就業してから「やっぱり大変。辞めなきゃいけないかも。。。」となったら元も子もありませんから、旦那さんや周囲と相談するようにしましょうね。
自分に適した方法で主婦就活に臨む準備をする
自分に適した働き方が見えてきたら、就活に臨む準備をしていきましょう。
最初にすべきことは、「自分に合った情報源を揃えること」です。
正社員になりたい主婦の方は、転職支援サービスに登録したり、派遣社員として働きたい方は、派遣会社に登録することがスタートです。
それぞれの働き方別に、おすすめのウェブサービスをまとめてあるので、あなたの情報源を揃えるために活用してくださいね。
「主婦をしているけど、そろそろ働きたい…」そう思っていませんか?
でも、どうやって仕事を探せばいいか不安になりますね。
この記事では、
「働きたい主婦のための仕事の探し方」
をお話しますね。