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過酷な労働環境…SEを辞めたい!

毎日夜遅くまで残業、残業、、、
体力的にも精神的にも限界が近いなと思ってます。。。

だいぶ辛そうですから、体が心配ですね。。。
SEは鬱になりやすいとも聞きますから、Aさんが限界を感じているなら転職を考えることも必要だと思いますよ。


そのほうがリスクは少ないです。
SEを辞めたいときの転職術をお話していきますね。
SEを辞めたい人は多い!?「残業・長時間労働は当たり前」の実情

SEを辞めたい人が最も多く口にする転職理由は、「とにかく残業ばかり、仕事が多すぎて耐えられない」という不満です。
きっとあなたも、
- 毎日終電間際でサビ残も多い
- 繁忙期は徹夜、朝まで仕事
- コーディングで頭が一杯…休めない
など、仕事量が多すぎて体力的にも精神的にも続けられないと考えているのではないでしょうか?
実際、2014年の「毎月勤労統計調査」では、IT業界の所定外労働時間(残業時間)は月19.7時間で、全産業の平均値の月14.4時間を大きく上回っています。
SEが働くIT業界は、長時間残業が当たり前の業界なのです。
残業が多いIT企業はブラック化してしまうことも多いですが、その理由として挙げられるのが、IT業界は多重下請け構造が一般化していることです。
これはどういうことかというと、大手企業を除くほとんどのIT企業は、下請け(二次請け・三次受け…)で仕事をしています。
仕事の量とコストは元請け企業との間で決まっていて、「人月」という特殊な形で予算を出す仕組みです。
これは、人件費を削らない限りコストが下がらずに儲けが減ってしまうシステム。
こういった構造もあって、IT業界では1人あたりに課す仕事量が増える傾向にあり、終わらない仕事は夜遅くまでの残業に回ってしまうのです。
残業が多く仕事量が多い状況は、中小企業だけではなく、大企業のSEでも似たようなものです。
仕事量に限界を感じてSEを辞めたいのであれば、どこかで見切りをつける勇気を持つことも大切ですね。
SEを辞めたい人のための「転職の進め方」

それでは、SEを辞めて転職するときにどう転職活動を進めていけばいいのかを見ていくことにしましょう。
すでに心身ともに限界なら1日も早く辞めることが先決ですが、出来る限りの準備をしてからのほうが、転職がスムーズに進みますしブランクを作らずに済みます。
SEを含むこれまでの職務経験の洗い出し・どんな仕事に転職するかを考えてみる
同じ職種間で転職するのでは無い限り、採用担当者には、
- 「どうしてこの仕事がしたいのか」
- 「なぜこの業界に転職したいのか」
ということを必ず聞かれます。
その前提として、「これまでの経験をまとめておくこと」「どんな仕事に転職するか考えておくこと」は必須です。
転職サイトなどを見ながら、「どんな仕事をしよう、、、」と考えても、膨大な求人の中からあてもなく自分に合った求人を見つけるのは困難です。
まずは、自分の中にある職務経験から活かせるものを見つけて、どんな仕事に興味があるか、ボンヤリでもいいので考えておきましょう。
SEを退職する準備を少しずつ進める

転職のセオリーとしては、
内定後に退職を上司に伝える
↓
引き継ぎなどを行なう
↓
退職
↓
転職先に入社
というのが理想です。
退職が長期化するケースもあるので、早い内から就業規則を確認するなどして、
- 退職には何日前に申し出る必要があるのか
- 今取り組んでいる仕事やプロジェクトの目処はいつ頃つくか
- 引き継ぎ等にかかる時間はどのくらいか
などを調べておくことは大切です。
円満退社がマナーなので、就業規則にもよりますが退職には1ヶ月程度の余裕を見ておくのと良いですね。
また退職の準備は、社内の人間には知られることがないように行ってください。
転職が決まらない内に転職がバレると良いことはないので、そこだけは注意しましょうね。
転職サイトなどに登録して本格的に転職活動をはじめる

次に、転職サイトなどを活用して転職先を探していきます。
しかし、求人をパラパラと見たところで、「自分の職務経験やスキルを異業種や異職種でどう活かせばいいのか良くわからない…」という人も多いのではないでしょうか?
自己分析がうまくいかないと、

と転職に消極的になってしまうかもしれません。
そこでおすすめなのは、転職支援サービスのキャリアアドバイザーに客観的な視点でこれまでの職務経験やスキルを分析してもらうことです。
転職支援サービスというのは、会員登録をすることで、
- 希望に沿った求人紹介
- 書類や面接のアドバイス
- 転職の不安や悩み相談
- 応募企業の詳細な情報提供
などをキャリアアドバイザーという担当者に無料でサポートしてもらえるサービスのことです。
キャリアアドバイザーに相談することで、SE経験を生かした自分に合った仕事を紹介してもらえますし、自分の価値や強みが再認識できます。
今後のキャリアを考える時に大きく視野が広がるので、まずはキャリアアドバイザーとコネクションを持っておくといいですよ。
キャリアアドバイザーが親切な転職支援サービスがおすすめ
転職支援サービスは、キャリアアドバイザーの善し悪しでサポートの印象はガラリと変わってきますから、親身に相談に乗ってもらえるサービスを選びましょう。
1社だけおすすめを挙げるとしたら、人材業界大手のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営している「DODA」です。

DODAは、転職支援の歴史が長いサービスだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、当たり外れのない的確なサポートが期待できます。
個人的にも、初めての転職で利用したことがあり、他の大手サービスと比べてキャリアアドバイザーとの距離が近いので、とても相談がしやすかったです。
求人も豊富で仕事選びの幅が広がるので、まずはDODAに登録しておくと安心です。
- 転職活動をなるべく早く開始しておく
- 退職のスケジューリングを考えておく
この2つは今日からでも取り組んでおいて損はありません。
仕事が忙しいと、転職先探しは思うように進められませんから、キャリアアドバイザーとやりとりをして効率的に求人を集めましょうね。
転職後もSE経験をフルで生かしたい人におすすめの転職の方法とは?

さてここまで、
- 「SEを辞めたい」
- 「IT業界を抜け出したい」
という視点でお話してきましたが、これまでの経験を捨てて全くの未経験分野に挑戦するのはハードルが高くなるのは事実です。
SEを辞めたいと思っている人は、PCにかじりついて過ごす仕事や、IT業界に身を置くのはもうウンザリ、と考えている人が多いとは思いますが、「転職後もSE経験をフルで活かしたい」というのであれば、「社内SE」としての転職を考えるのもおすすめです。
- 社内でのトラブル解決
- 自社を支えるシステム構築
- 社内システムを開発するためのマネジメント
など、SE経験を活かしながらも仕事内容は異なるので、新たな気持ちで働けるかもしれません。
「社内SEは、周りに感謝される仕事なのでやりがいがある。」という声を聞くこともあるので、興味があれば目指してみて損はないですよ。
ちなみに、社内SEとして転職先を探すのであれば、IT業界に精通したキャリアアドバイザーに相談する必要があります。
おすすめできるのは、関東エリアに限られますが「レバテックキャリア」という転職支援サービスですね。

レバテックキャリアは、関東のエンジニアやクリエイターに特化したサービスで、IT業界の転職に詳しいキャリアアドバイザーがこれまでの経験やスキルを生かした求人を探し出してくれます。
社内SEとして転職するなら、まずは相談しておきたい転職支援サービスです。
SEを辞めたいなら限界まで頑張らずにキャリアを守ることも大切!

長時間労働などで
- 「SEを辞めたい」
- 「IT業界を辞めたい」
という方のなかには、限界までがんばって体調を崩してしまったという人も多いです。
そうなってしまう前に、しっかり転職準備をして自分のキャリアを守ることも大切ですよ。
SEの仕事は長時間労働でキツイですよね…
「辞めたい…」と転職を考えることもあるのではないでしょうか。
この記事では、
「SEを辞めたいときの転職術」
をお伝えしますね。