

飲食業をとにかく辞めたい!転職できる!?

最近は辞めることしか考えられなくて、店に行くだけで体に拒否反応が出ちゃって…
甘いのは分かっているんですが、こんなでも転職できますか?

飲食業は離職者も多いので、よく相談を受けるんですが…どんなことが辛いですか?

やっぱり、長時間労働で休みがほとんどないことでしょうか。。。
その上、給料も安くて。
なにげに重労働なので体がキツいんですが、疲労が溜まっても休めない。。。

ただ、辞めたい気持ちが強いと「転職で大切なこと」を見落としているかもしれません。。。
少しだけ、「転職するときに気をつけたいこと」をお話しますね。
飲食業を辞めたい人は多い!離職率もナンバー1

「飲食業を辞めたい、転職したい…」
こんなふうに思って飲食業に従事しているのは、あなただけではありません。
実は、厚生労働省が平成23年から26年にかけて行った「新規学卒者の離職状況」の調査によると、離職率が高い業種の1位は「飲食サービス・宿泊業」となっています。
- 宿泊業・飲食サービス 52.3%
- 教育・学習支援 48.6%
- 生活関連・娯楽 48.5%
- 小売業 39.4%
- 医療・福祉 38.8%
参照元:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000062635.html
その離職率は、ご覧の通り52.3%という高い数値が出ていて、数ある業種の中で唯一50%を越える結果になっています。
10人の同期がいても、そのうちの5人は3年以内に離職するわけなので、「飲食業を辞めたい、転職したい…」という人は多いのも不思議ではありませんよね。
しかし、どうして飲食業は離職率が高いのでしょうか?
一般的には、次の3つの条件が揃っているためと言われています。
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 給料が安い
- 長時間労働が当たり前
- 休みがないのが当たり前
[/su_note]
心当たりがある人が多いのではないでしょうか。
給料の不満や長時間労働、それに加えて休みがなく残業代がでない…これらは、働く側のモチベーション低下や精神的な疲労に直結する悪条件です。
また飲食業界では、長時間労働や休みがとれないことが「当たり前」と経営者や会社全体が考えていることが多く、そうしなければ現場が回らないことも問題と言われています。
飲食業で働く限りはこれら3つを改善することは難しいので、転職を考える人が多いというわけですね。
飲食業を辞めたいなら最低限考えておきたい2つのポイント


やっぱり飲食業を辞めたい人は多いんだな…
じゃあ、キッパリ辞めて別な仕事を探そうかな…
こう思う人もいるかもしれませんが、飲食業を辞める前に一度考えておいてほしいことがあるんです。
それは、
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 辞めることばかり考えていないか?離職後の計画はあるのか?
- 今度こそ「適性に合った仕事」「目標のある仕事」に転職ができるか?
[/su_note]
という2つのポイントです。
飲食業を辞めて転職を成功させるためには必要なことなので、一緒に考えてみましょう。
辞めることばかり考えていないか?離職後の計画はあるのか?

飲食業で働いていると、長時間労働で休みがあまり取れない中で転職を考えることになります。
そうすると、「辞めること」だけが目標になって、その後の計画が白紙、、、ということがよくあります。
その結果、仕事を辞めたはいいけれど、
- 次の仕事が見つからない…
- フリーターになってしまった
- 無職期間が長引いている…
という結果になる人もいます。
こうなると、どんどん不利な状況へと追い込まれてしまいます。
もちろん飲食業を辞めるときも、中々辞めさせてもらえなかったり、引き止めに合うなど、転職活動と両立するのは難しいとは思うのですが、辞める事以上に離職後の計画をきちんと立てておくことは大切です。
離職後の計画をきちんと考えていれば、スタートダッシュを決めて良い転職をすることも可能ですが、なにも決まっていなければ、スタートを切ることもできませんよね。
飲食業を辞める前に最低限、
- 転職先の情報を集める
- 自分に合った仕事は何なのか考える
- 転職エージェントに相談する
などは進めておきましょう。
飲食業を辞めたいけど、辞められるか不安なときは!?

ちなみに、飲食業を辞めたいと思っている人の中には、「辞めさせてもらえないかも」と不安を持っている人も多いです。
退職に関しては、会社の就業規則に従うべきですが、1ヶ月程度の余裕を見て退職の意志を伝えれば退職マナーに反しているということはありません。
民法の第627条1項でも、
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
このように、2週間前にその旨を会社に伝えれば退職は成立することになっています。
- 執拗な引き止めにあう
- 損害賠償を請求すると脅される
などのケースも稀にあると聞きますが、会社を退職することで責任を取らなくてはいけないことは通常はありません。
辞めることを心に決めているなら、毅然とした態度を貫いて離職後の計画に頭を働かせたほうが今後のためですよ。
今度こそ「適性に合った仕事」「目標のある仕事」に転職ができるか?

今あなたが飲食業で働いているのには、どんな理由があるでしょうか?
もしかすると次のような理由があったからかもしれません。
- 就活がうまくいかずにとりあえず就職してしまった
- 中途採用ではやく転職先を決めたかった
「飲食業を目指していたわけではないけど、仕方なく就職や転職するしかなかった…」という理由です。
もしくは、飲食業で働きたくて就職・転職したけど、
- 自分が想像していたよりも飲食業は厳しかった
- イメージと全然違って後悔している
というようにギャップに苦しんでいる人もいるはずです。
いずれにしても、飲食業を辞めたいと考えるに至ったのは、就職や転職をしたときの「動機が曖昧だった」「情報収集や求人選びが甘かった」からかもしれませんよね。
ですから、これを次の転職で繰り返すのだけは絶対に避けましょう。
そのためには、
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 客観的な目線もプラスした自己分析
- 業界や企業の細かい情報収集
- それらをマッチさせた求人選び
[/su_note]
この3つのポイントを踏まえて転職活動をすることが欠かせません。
ただし、これらを1人でこなすのは難しいのが本当のところです。
ですから転職支援サービスを活用してキャリアアドバイザーに相談して転職を進めるのがおすすめです。
転職支援サービスというのは、
[su_note note_color=”#ffffff”]
- 希望に沿った求人紹介
- 書類や面接のアドバイス
- 転職の不安や悩み相談
- 応募企業の詳細な情報提供
[/su_note]
などのサポートを、キャリアアドバイザーという担当者にしてもらえるサービスのことです。
キャリアアドバイザーは転職者のキャリアを考えるプロなので、あなたの適性を判断したり、漠然としている「進みたい道」をカウンセリングで拾い上げて、分かりやすく提示してくれます。
その上で、希望や適性、これまでの経験に見合った求人を探し出して紹介してくれるので、転職を効率よく進めることができるというわけです。
また、飲食業から異業種に転職する場合は、他業種のことや企業のことをよく知る必要がありますよね。
これもキャリアアドバイザーに教えてもらったほうが、深い情報を得られるので有利になります。
転職活動を始める第一歩として、キャリアアドバイザーとコネクションを持つことをおすすめします。
転職の不安を相談しやすいおすすめの転職支援サービスは?
とくにおすすめできる転職支援サービスは、大手リクルートキャリアが運営しているリクルートエージェントです。

人材業界最大手のサービスだけあって、
- 求人の数が圧倒的に多い
- 企業とのつながりが強い
- 転職成功事例が多い
ので、安心して利用できます。キャリアアドバイザーが親切に対応してくれるので、相談しやすいですよ。
また、サポートエリアも広いので、主要都市だけでなく全国で使いやすいサービスです。
「リクルートに登録しておけば間違いない」と言う声が多いので、まずはここを活用すると良いですね。
[REC01]
なにかと厳しい飲食業の仕事…
「辞めたい」と思っても不思議ではありません。
この記事では、
「飲食業を辞めて転職する前に考えたい2つのポイント」
をお伝えしますね。