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「新卒入社した会社がブラックすぎる…どうしたらいいの!?」

長時間労働にパワハラは日常茶飯事、
残業代なんてもちろんでません。

会社を辞めたいと思っていますが、なかなか一歩が踏み出せません。

いったいぼくはどうしたらいいのでしょうか?

- 本当にブラックかどうか
- 辞めるメリット・デメリット
- 転職の準備
この3つがクリアになれば、今よりも楽に前へと進むことができるはずです。
詳しくお話していくので、参考にしてくださいね!
新卒で入社してしまったブラック企業を辞めるかどうかの見極めかた
あなたもAさんのように、「新卒入社したブラック企業を辞めたい…」と悩んでいるのではないでしょうか?
しかし、
「せっかく入社した会社を辞めていいのかな」
「”逃げ”に思われたらどうしよう」
「もうすこし耐えるべきではないか」
このように、辞めるべきか残るべきか、迷う人は多いはずです。
実は、世間にすっかり定着した”ブラック企業”ですが、その定義は曖昧なものです。
一般的にブラック企業は、以下のように説明されますが、
ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」を指す。
引用元:ウィキペディア
法律的には「こうであればブラック」という定義がないのが実情です。
そのため、ブラック企業を辞めることを躊躇するのは、当たり前といえば当たり前なんですね。
そこで、目安にしてほしいのは、以下の2つのポイントです。
- 辞めなければ解決しないか
- 違法性がありそうか
辞めなければ解決しないか
今あなたが抱えている問題は、会社を辞めることでしか解決しないかを考えてみてください。
もしもYESなら、転職を検討する価値はあります。
逆に、会社を辞めなくても解決する見込みがあるなら、現職で解決を探ってみることも大切です。
例えば、以下のような問題は、会社を辞めなくても解決できる可能性はあります。
- 人間関係が悪い⇒異動を申し出る
- 残業が多い⇒仕事のやり方を見直す
- 仕事がつまらない⇒先輩社員に相談する
まずは、現職で解決を試みることが大切。
その結果、どうしようもないと判断したら、転職へとシフトチェンジしましょう。
「違法性がありそうなことで溢れている=それが普通」
あなたの会社は、以下のような兆候がありませんか?
- 長時間労働
- 休みが少ない
- 残業代がでない
- パワハラ・セクハラの横行
これらは、違法性があるケースが多く、ブラック企業の典型的な特徴と言われています。
「社員は壊れたら捨てればいい。代えを用意するだけ」
「社員は単なる歯車の一部」
と見ているケースが多いため、いくらがんばってもキャリアのプラスにならないケースは多いと言えます。
明らかに違法性があり、それが普通になっている職場は、早めに見切りをつけることも大切です。
20代なら、いくらでもやり直しが効くので、
このように、
- 辞めなければ解決しないか
- 違法性がありそうか
を考えて、退職と向き合ってみましょう。
新卒入社したブラック企業を辞めるメリット・デメリット
次に考えておきたいのが、新卒入社してしまったブラック企業を辞めて転職するメリットとデメリットについてです。
メリットとして考えられるのは、次の3つのポイント。
- 第二新卒として転職できる
- 異業種などを目指せる
- 心機一転できる
逆にデメリットと言えるのは、以下のポイントです。
- 大手や一部企業には転職できない
- マイナスイメージを持たれる可能性がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブラック企業を辞めるメリット
新卒で入社した会社を3年以内に辞めて求職活動をする場合、一般的には”第二新卒”として転職ができます。
近年、その第二新卒に対するニーズは非常に高まっているってご存知ですか?
転職がしやすい状況が続いているんです。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
つまり、短期間でブラック企業を辞めたとしても、第二新卒として転職できるため、比較的チャンスが多いというわけです。
また、第二新卒枠で異業種や未経験職への転職を叶えるケースも目立ちます。
新卒で入社した会社の仕事に疑問を感じた場合は、キャリアチェンジを検討できるのも大きなメリットと言えますね。
そして、ブラック企業で働いているということは、精神的にも肉体的にもしんどいはずですから、転職で心機一転リフレッシュできることも、長い目で見ればプラスと言えます。
ブラック企業を辞めるデメリット
デメリットと言えるのは、短期離職によるマイナスイメージです。
お話ししたように、世間的には第二新卒のニーズは高まっていますが、
- 新卒しか採らない
- 第二新卒は採用していない
こういうスタンスの企業も世の中には存在します。
とくに、一部大手企業や保守的な業界・会社では、「新卒で入社した会社をすぐに辞めた求職者」は、採用基準を満たさないケースも多々あります。
たとえ、「ブラック企業だから辞めた」という場合でも、
- 耐える力がない人
- 協調性がない人
- すぐに辞める人
というイメージを持たれてしまうわけです。
ですから、転職を目指す業界や会社によっては、短期離職はデメリットになることも頭に入れておきましょう。
新卒で入社してしまったブラック企業を辞める前に転職の準備をしておく
最後に考えてほしいのは、「転職するための準備」についてです。
きっと、現在ブラック企業で働いているなら、
- 「辞めるべきだろうか」
- 「どうやって辞めたらいいんだろう」
- 「明日も会社に行くのが憂鬱だ」
このように、会社を辞めることで頭がいっぱいだと思います。
しかし、あなたが本当に考えなくてはいけないのは、ブラック企業を辞めたあとのことです。
会社を辞めてしまえば、つらい仕事、しんどい人間関係、会社への不満からは開放されます。
しかし、次の仕事が決まっていなければ、大きな不安を抱えることになってしまいますよね。
先が見えない状態というのは、思っているよりも大きなストレスです。
ですので、今のうちにきちんと情報収集をして、ブラック企業を辞めたあとの見通しを立てることをおすすめします。
これには、2つのメリットがあります。
1つは、お話ししたように「会社を辞めたあとの先が見えない状態を回避できる」ということ。
もうひとつは、「今後の見通しを立てることで前向きになれる」ということです。
例えば、情報収集をして、
- 第二新卒で転職できそうな仕事が見つかった
- 興味がある企業の求人を見つけた
- いろいろな可能性があることが分かった
こうなれば、たとえ明日も会社に出社しなくてはいけなかったとしても、「辞めるまでの辛抱だ、もうひとがんばりしよう」と思えるはずです。
ブラック企業を辞めることを目指すのではなく、その先を考えて情報収集をすることは非常に大切です。
ぜひトライしてみてくださいね。
情報収集は「求人情報サイト」+「転職エージェント」を併用する
また、情報収集をするなら、「求人情報サイト」+「転職エージェント」を併用しましょう。
求人情報のチェックには、リクナビNEXTなどの「求人情報サイト」が便利ですが、転職エージェントを併用すれば、
- 一般には公開されていない求人と出会える
- 第二新卒に特化した求人を紹介してもらえる
- 転職のコツやマナーを教えてもらえる
こうしたメリットがあり、転職を成功させるには欠かせないツールです。
ちなみに、20代の転職におすすめできるエージェントサービスは、大手マイナビが手がけている「マイナビジョブ20’s」です。

20代転職限定(24歳から29歳まで)でサポートしているので、
- 20代に特化した求人が多く集まっている
- サポートやノウハウがしっかりしている
- マイナビだけの求人も多い
など、20代にはプラスのポイントが盛りだくさんです。
キャリアアドバイザーも「20代専任」なので、対応も親切丁寧。転職に不安がある場合でも相談しやすいです。
サポートエリアは、
- 関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
- 大阪
- 京都
- 愛知
- 兵庫
- 奈良
- 滋賀
となっているので、このエリアで転職する20代の方は、マイナビジョブ20’sに相談してみましょう。
また、上記サポートエリア以外で転職する20代の方におすすめできるのは、大手リクルートキャリアが運営する「リクルートエージェント」です。

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この記事は、転職成功プランナーのシュンが担当します。