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販売の仕事を辞めたい…転職するにはどうしたらいい!?


どんな職種や業界に転職するのであっても、販売経験を生かすことを考えるのがポイントです。


転職でその力を十分に発揮できれば、良い条件で転職ができるので、詳しくお話ししていきますね。
小売業界の離職率は高い!販売を辞めたい人は多い!?

販売職は、企業の商品やサービスを直接お客様に届ける役を担っている大事な仕事です。
本来なら、やりがいや喜びを得やすいポジションなのですが、、、現実はそうでもないようです。
平成26年に厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況」というデータを見ても、
- 宿泊業・飲食業 52.3%
- 教育・学習支援 48.6%
- 生活関連・娯楽 48.5%
- 小売業 39.4%
- 医療・福祉 38.8%
参照データ:新規学卒者の離職状況 厚生労働省
このように、販売が含まれる「小売業界」は39.4%で4位にランクイン。
ブラック企業かどうかを見分けるポイントのひとつとして、「離職率が3年で3割を超えるか」が挙がることもあるので、この数値は歓迎できるものではありません。
数値を見れば、販売の仕事を辞めて転職したいと考えている人は多いことが予想できます。
では、販売を辞めたい人はどんなことを悩んでいるのでしょうか。
実際に「販売を辞めた方」「転職を考えている方」の声をいくつか見てみましょう。
配属された店舗の売り上げが上がらず、毎週のように上司からきつく注意を受け続ける日々。周りのスタッフからも影で悪口。
必死でがんばっても給料は低いままで限界を感じて転職をしました。
ノルマ・経験不要が魅力だったので某電気店に入社しましたが、研修はほんの1日だけ、経験者でもとても覚えられないマニュアルや商品知識に全くついていけませんでした。
立ち仕事で体も負担が大きく、このままやっていくのは無理だと判断しました。
5年勤めた店舗を急に1人で任されることになりました。
それまでも人間関係には我慢していましたが、わからないことを聞いても教えてもらえない、笑いものにされる、ここではこれ以上成長できないと考えて転職を決意しました。
このように、販売を辞めたいと考える人に多いのが、
- 人間関係
- 売り上げなどのプレッシャー
- 低い給料
- 将来への不安
この4つです。
いずれも仕事を続ける上で大きな不満になりやすいポイントですよね。
ですから、早めに見切りをつけて、「自分の力を活かせる職場」「キャリアアップできる環境」を求めるのは決して悪いことではありません。
冒頭でもお話ししたように、販売職を辞めて転職するときも「販売の経験やスキル」は大切な財産なので、ここからは「販売経験を100%発揮して転職する方法」をお伝えしますね。
販売を辞めたいとき考えておきたい『転職2つの道』

販売を辞めたいとき最初に考えたいことは、転職の方法として2つの道があるということです。
- 「経験職に転職」
- 「未経験職に転職」
この2つの選択肢について、詳しく見ていきましょう。
経験職に転職『販売経験がそのまま活かせる仕事に転職する』
同じ「販売職」で、異業種に転職したり、販売経験がそのまま活かせる仕事(接客などが主な業務のポジション)を狙って転職する道です。
例えば、こんな転職の形ですね。
携帯電話の販売経験を積んできた⇒
接客経験を活かせる自動車販売のショールームでの接客係に転職
アパレルの販売経験を積んできた⇒
コミュニケーションスキルを活かせる住宅販売接客のポジションに転職
というように、基本的な仕事内容は大幅に変えずに転職すること、これが広い意味で経験職に転職するというやり方です。
メリットは次の通りです。
- 共通する経験やスキルが多く転職しやすい
- スキルアップやキャリアアップを転職理由にしやすい
- 一貫性のあるキャリアを築ける
- 年収アップなどがしやすい
全くの未経験職に転職するよりは、転職のハードルが低く、良い条件を獲得しやすいです。
もし、今の職場や環境に問題があるだけで、販売の仕事が嫌いではないのなら、この道を探ってみるのがおすすめですね。
未経験職に転職「販売とは全く違う職種に転職する」

販売経験に重点をおくのはやめて、これまでに経験したことのない別の分野へと転職する道です。
キャリアチェンジ(職種変更)をするということですね。
例えば、
- 百貨店で販売をしていたけど、事務の仕事に転職する。
- 販売経験しかないけど、Webエンジニアを目指す。
というようなケースです。
メリットになるのは、次の通りです。
- 新たな気持ちで仕事に向かうことができる
- 自分に向いている仕事と出会えるチャンスがある
- 販売経験を別な形で生かすチャンスがある
経験職に転職するよりハードルは上がりますし、年収ダウンの可能性が高いなどリスクはありますが、販売という仕事に見切りをつけたいなら未経験職にチャレンジすることが必要です。
販売職を辞めたい人が活かしてほしいスキルや経験

「経験職」「未経験職」どちらを目指して転職するにしても、大事なのは販売職の経験を活かそうとする姿勢です。
なぜかというと、販売で培った経験やスキルは様々な場面で役立ちますし、評価されることが多いからです。
自分の経験やスキルを意識できているかいないかでは、求人探しや自己アピールで大きな差が出てしまいます。
転職活動をするときは、「職務経験の棚卸し」が有効だと言われるのですが、なるべく早い段階でやっておくのがおすすめ。仕事探しにも良い影響が出ますよ。
それではここからは、「販売を辞めて転職したい人が活かすべきスキル」について代表的なものを見ていきましょう。
- コミュニケーションスキル
- クレーム処理能力・対応能力
- 営業スキル
- 商品や商品知識を覚える能力
これらは、経験職・未経験職どちらに転職するときでも十分に通用するスキルです。
とくにコミュニケーションスキルは、どんな仕事でも重宝されるビジネススキルです。
また、販売職で店長クラスの経験があれば、
- スタッフ管理
- 集客
- 店舗の運営方針の決定
- 人事・経理・予算の管理
など、職場や業界が変わっても経験を評価される項目は増えます。
販売を辞めたいと考えているなら、自分のスキルや経験をきちんと把握して、100%力を発揮できるように備えましょうね。
販売経験を活かすには転職エージェントを利用するのがおすすめ

さて、ここまでのお話しで「経験職」「未経験職」どちらを目指すにしても、
- 販売経験を活かすことを考える
- 自分の経験やスキルを把握しておく
これらが大切だということがお分かりいただけたと思います。
しかし、販売経験をどう活かしたらいいのか、自分の経験やスキルがどう活きるのかがうまく掴めない…という人も多いと思います。
そんなときは、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに販売職の経験やスキルを客観的に評価してもらうのがおすすめです。
転職エージェントというのは、
- 希望に沿った求人紹介
- 書類や面接のアドバイス
- 転職の不安や悩み相談
- 応募企業の詳細な情報提供
などを、キャリアアドバイザーという担当者にサポートしてもらえるサービスのことです。
経験やスキルを自分で把握する努力は必要ですが、転職で本当に武器になる経験やスキルは、転職に詳しい人に客観的に見てもらわないと見えてこない事が多々あります。
例えば、アパレル販売経験のある「Bさん(男性:28歳)」の例を挙げると、、、
彼はそれまで、副店長としてスタッフ管理などをしていたので、その経験をアピールして転職活動をしていました。
しかし、Bさんが目指したIT系企業は、総合職として募集をかけ、様々な経験のある人材を求めていました。
その情報を得ていたキャリアアドバイザーは、Bさんに「副店長経験で得た人事や経理のスキル、また販売で得た営業的なスキルをアピールするべき」とアドバイスをしました。
こうすることで、Bさんのアピールと求人企業の求める経験やスキルが合致しますよね。
キャリアアドバイザーに相談することで、販売経験を生かしながら良い条件で転職できる可能性は高まるので、積極的に活用しましょう。
販売職を辞めて転職するときにおすすめの転職エージェント
それでは最後に、販売職を辞めて転職するなら活用したい転職エージェントをお伝えしますね。
まず、20代の方におすすめできるのが、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。

ご存知”マイナビ”が、20代限定(24歳から29歳)でサポートしてくれるサービスなので、
- 20代に特化した求人が多く集まっている
- サポート内容やノウハウがしっかりしている
- マイナビだけの求人も多い
こんなプラスがあります。
20代専属キャリアアドバイザーの対応は親切で、転職に不安があっても相談しやすいです。
サポートエリアは、
関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)
大阪 京都 愛知 兵庫
奈良 滋賀
となっているので、このエリアで転職する20代の方はマイナビジョブ20’sを利用しましょう。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外で転職する20代の方、そして30代以上の方におすすめしたいのは、大手リクルートキャリアが運営している「リクルートエージェント」です。

人材業界最大手のサービスだけあって、
- 求人数が圧倒的に多い
- 企業とのつながりが強い
- 転職成功事例が多い
といった特徴があり、安心して利用できます。
実績ナンバーワンのエージェントだけあって、転職をするならとりあえず登録しておきたいサービスとも言えます。
また、サポートエリアも広いので、関東や関西だけでなく全国的で使いやすいサービスです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが対応してくれるのでまずは相談してみましょう。
「販売の仕事を辞めたい…」そう考えてはいませんか?
この記事では、
「販売職を辞めて転職するときのコツ」
をお話しますね。