

この記事の流れ
転職エージェントの『正しい選び方』はあるの!?

正しい選び方はあるのでしょうか?

ぼくが大切だと思っているのは、次の3つです。
- 自分の条件に適合する転職エージェントを選ぶ
- 自分の相性に合う転職エージェントを選ぶ
- 3社程度の複数の転職エージェントを同時進行させる
これだけを気をつければ安心です。
少し詳しくお話ししていきますね。
選び方を考える前に「転職エージェントの仕組み」を知ろう

「転職エージェントは使いたいけど、選び方がよくわからない…」と悩む人は多いはずです。
その原因は、
- 転職エージェントがどんなものか分からない
- 転職エージェントのホームページには良いことしか書いていない
- どこも似たように見えてしまう
こんなところにあるのではないでしょうか?
しかし実は、どこに登録しても一緒というわけではなく、選び方を間違えると、
- 全く求人を紹介してもらえない
- サポート内容が的外れ
ということが起きてしまいます。
まずは、選び方を間違えないためにも転職エージェントのビジネスの仕組みや内容を知っておきましょう。
転職エージェントの「ビジネスの仕組み」を知って選び方に生かそう!

転職エージェントのサービスを知っている人も多いかもしれませんが、まずは駆け足でおさらいしておきますね。
無料の会員登録をすると、キャリアアドバイザーという担当者が以下のようなサポートをしてくれるのが、転職エージェントと呼ばれるサービスです。
- 経験やスキル・希望に合った求人紹介
- 応募書類・面接対策アドバイス
- 応募企業とのやり取りや年収交渉など
- キャリアカウンセリングや不安・悩み相談
これに加えて、独自の求人を取り扱っていたり、登録しなければ紹介してもらえない「非公開求人」にアクセスできるようになるのも、転職エージェントならではのポイントです。
これらを無料でサポートしてもらえるので、転職する側にとっては大きなメリットがあるサービスと言えますね。
転職エージェントのメリット・デメリットについてはこちらの記事が詳しいです。
では、転職エージェントの選び方を考えるときに、なぜサービスの仕組みを理解する必要があるのでしょうか?
それは、転職エージェントのビジネスモデル(収益を得る仕組み)にポイントがあります。
「なんだか難しいな。。。」と思うかもしれませんが、単純な話なので身構えなくても大丈夫。転職エージェントのビジネスは、以下の図のように成り立っています。


転職エージェントは、求人企業から「人材の紹介報酬」として、転職者を紹介して利益を得ていることが分かると思います。
この仕組があるので、転職者は無料でキャリアアドバイザーのサポートを受けることができるわけですね。
ここで大事なのは、転職エージェントの直接のお客様は、転職者というよりは「求人を出す企業」だということです。
つまり、求人企業の求める人材像に適した転職者を紹介することが、転職エージェントのもっとも大切な仕事ということになります。
ですから、転職エージェントの選び方として大事なことは、その転職エージェントが
- 最も得意とするジャンル
- 力を注いでいる条件
- 繋がりの深い業界
をしっかり見極めて、「自分は喜んで紹介したい人材に思われるか?」を考えてみることなのです。
例えば、30代後半で転職したい方が、20代の転職に強い転職エージェントに登録しても、キャリアアドバイザーとしては内心、

と思ってしまうんですね。
また、IT系企業の求人に注力している転職エージェントに、アパレルの求人を求めても、同じような結果になってしまうことはお分かりの通りです。
これらはかなり極端な例ですが、転職エージェントの選び方として最も大事なのは、自分がそのエージェントに合っているのかを考えてみることです。
転職エージェント選びの基本になるので、頭に入れておくといいですよ。
転職エージェントの選び方で大切にしたい3つのこと

それでは、転職エージェントの選び方でとくに大事なことを3つお話ししていきます。
冒頭の繰り返しになりますが、この3つさえ頭に入れておけば転職エージェント選びは安心なので、ぜひ参考にしてくださいね。
選び方1:自分の条件に合った転職エージェントをセレクトする
まずは、自分の転職条件をしっかり整理して、その条件に合った転職エージェントを選ぶことが大切です。
- どんな業界に転職するのか
- 年代は
- 住んでいる地域は
- 経験職か・未経験職か
これらをきちんと設定するだけで、転職エージェントの選び方はかなり明確になります。
後でお話しますが、転職エージェントのサポートの得意・不得意は、
- 年齢
- 地域
- 職種
- 業界
によって分けられます。例えば、「20代に強い」「首都圏がサポートエリア」「IT企業に強い」などですね。
ですから、まずは先に挙げた4つの条件を考えて、転職エージェントを選ぶ軸をハッキリさせることが大切です。
選び方2:自分の相性にあったキャリアアドバイザーを選ぶ

次に大切なことは、転職エージェントの担当者をしっかりと見極めることです。
「求人を出してくれればそれで構わない」という人もいるかもしれませんが、エージェントのサポートはキャリアアドバイザーの質に懸かっています。
つまり、相性が良く信頼できるキャリアアドバイザーが担当者のほうが、あなたに合った求人が紹介される確率が高くなるんです。
逆に、いくら大手の有名なエージェントサービスでも、担当のキャリアアドバイザーと相性が悪いために希望が上手く伝わらなかったり、あなたの良さを適切にヒアリングしてもらえなければ、良い求人はまわってきません。
キャリアアドバイザーにも問題がありますが、人間が介するサービスである以上、「馬が合う・合わない」は仕方がない部分。キャリアアドバイザーは、「他の転職エージェントに登録してください。」と言える立場にないので、相性が合わないことも想定して、複数の転職エージェントを利用するのもおすすめですね。
転職エージェント選びでは、キャリアアドバイザーとの相性も外せない要素です。
選び方3:3社程度の転職エージェントを同時進行させる

3つ目に大切なことは、先に少し話題に出ましたが、複数の転職エージェントを同時進行させることです。
- 大手転職エージェント3社
- 大手転職エージェント2社 + 特化型転職エージェント
など、3社程度の転職エージェントを選んで転職活動を進めることです。
これはどうしてかというと、お話したキャリアアドバイザーの相性を見るためやサービスの比較がしやすいというメリットもありますが、「求人の紹介数を増やす」という目的もあります。
転職エージェントに登録すると、1度に紹介してもらえる求人案件は、一般的には10件以内です。そして、あなたが応募できると感じるのは、更に少なく3〜5件程度になるかもしれません。
転職に成功する人の平均的な応募社数は、平均13.1社というデータがあるので、応募する求人もこの程度を想定しておきたいところです。
(参照データ:転職者の平均応募社数 DODA)
つまり、3社転職エージェントを選んでおけば、少なくとも15件程度(1社5件応募✕3社)は確保できると予測できますよね。
応募できる求人の数を考えても、転職エージェントを複数選んでおくことは大切なことです。
おすすめの「転職エージェントの選び方」はこれ!

さてここまで、転職エージェントの選び方で大切なことをお伝えしてきました。
まとめると以下のようになります。
- 自分の条件に合った転職エージェントをセレクトする
- 自分の相性にあったキャリアアドバイザーを選ぶ
- 3社程度の転職エージェントを同時に選ぶ
条件は人によって様々だと思いますが、3社程度エージェントを選ぶとき必ず登録しておきたいのは、やはり大手の信頼できるエージェントです。
なぜかというと、サービスやキャリアアドバイザーの質、求人の多さや企業との繋がりの強さを考えると、大手エージェントが最も安心できるからです。
ぼくのおすすめとしては、
「大手転職エージェント2社程度 + 特化型転職エージェント」
というように、大手エージェントにプラスして、業界や職種に特化したエージェント(IT業界に強いエージェント、アパレルに強いエージェントなど)を付け足す形がベストかなと思います。
おすすめできる転職支援サービスについては、以下の記事が詳しいので参考にしてくださいね。

「転職エージェントはどんな選び方をしたらいいんだろう…」
と悩むこと、ありますよね。
この記事では、
「転職エージェントの選び方と3つのポイント」
をお伝えしますね。