

この記事の流れ
転職面接で圧迫面接をする企業の心理とは?

- 否定的な態度
- 話しても無反応
- 無理難題な質問
これらは、圧迫面接という面接官が用いる面接手法のひとつです。
どうしてこんなことをするのかというと、応募者に意地悪な質問をしてストレスを与えることで、「精神面の強さ」「ストレス耐性」を測るのが目的です。
仕事にもよりますが、「精神的な強さをもっていないと務まらない」「ストレスに打ち勝つ強さが必要」という場合があります。
そういう仕事内容の募集を行う企業にとっては、精神面の強さを知ることは応募者を選考する上で大事な要素のひとつなのです。
「圧迫面接をされたらどうしよう。。。」と不安になる前に、まずは企業側にも事情があることを知っておくと気が楽です。
「応募企業が自分を見極めるために仕方なくやってるだけかも」そう思って圧迫面接と向き合うと、見え方も違ってきますよ。
「傾聴姿勢」が大事!転職の圧迫面接を対処法

ところで、圧迫面接というと、「若い転職者に対して行われるもの」という印象を持つ方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際はとくに年代に関係なく、30代・40代の転職でも行なわれることはあります。
どの年代でも、圧迫面接の対処法に関して特別違いはありませんが、ひとつだけ気をつけておきたいことがあります。
それは、年齢が上がるにつれて、自分が培ってきた経験を
- 軽くあしらわれる
- 自分の考えを否定される
ということを、受け止めることが難しくなるということです。誰でも、長年やってきたことを適当にあしらわれたら面白く無いですし、否定されたらムッとしますよね。
しかし、そこを「圧迫面接なんだから仕方ないこと」と捉えて、前向きな対応ができるかどうかが圧迫面接を乗り切る鍵になります。
そんな圧迫面接で大切なのが、「傾聴(けいちょう)」の姿勢です。
傾聴というのは、元々カウンセリングなどで用いられるスキルのことで、次のような意味ですね。
- 言葉以外(姿勢やしぐさ、表情、声の調子)に注意を向けて、理解する。
- 言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。
- 言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す。
参考URL:コトバンク https://kotobank.jp/word/%E5%82%BE%E8%81%B4-178758
この3つを大事にすることで、圧迫面接をする面接官にも好印象を残すことができます。
なにやら難しいことのように思えるかもしれませんが、ようは「しっかり相手の話を最後まで聞いてそれを受け止める」ということです。
仕事をしていく中では、厳しい事も言われますし、聞きたくないような事も聞かなくてはいけません。クレームをつけられることもありますよね。
そんなときに相手の話を最後まで聞いて、しっかりと耳を傾け、その意味を理解することは大切なことです。
それを、圧迫面接をされたときにも行うと効果的というわけですね。
転職の圧迫面接に使える『3つの言葉のテクニック』

圧迫面接での受け身の姿勢は、「傾聴の姿勢」ということで、お分かりいただけたと思います。
それでは、圧迫面接を乗り切るための言葉のテクニックをお話していきますね。これも簡単なことなので、心配は無用です。
ポイントとなるのは、次の3つの言葉のテクニックです。
- 「ご指摘ありがとうございます。」
- 「申し訳ございません。」
- 「おっしゃる通りです。しかし、、、」
どう使いこなせばいいのか、例を見てみましょう。
「ご指摘ありがとうございます。」と感謝を先に伝えるようにしてください。そして、言い訳よりも「今後は気をつけます。」と素直に対応するのがスマートです。
「おっしゃる通りです。しかし、、、」とまずは一旦相手のいうことを受け入れてから、自分の考えを述べるようにしましょう。
とくに気にする必要はありません。実はしっかり聞いているので、相手に合わせてこちらまで冷ややかな雰囲気を作らないように心がけることが大切です。
どう答えるべきかよくわからないときには、「申し訳ございません。」と謝ったあとに、「わかりません。」と素直な気持ちを伝えましょう。怒る面接官に対して、こちらも同じ態度をとってしまったら、すべてが台無しになってしまいます。
いずれの場合も、3つの言葉を組み合わせて答えるようにすれば、冷静に対処できるはずです。
時折、「圧迫面接で試されているんだ」と自分に言い聞かせて、クールダウンするといいですよ。
転職の圧迫面接にはどこまで耐えればいいの!?

圧迫面接では、どんな質問をされても冷静に対処することが基本ですが。それが度を越していたら話は別です。
例えば、
- 家族の状況に関する質問
- 家庭環境の質問
- 思想・信教の質問
これらは、面接質問の禁止事項だと厚生労働省のガイドラインは定めています。
それ以外でも、「どう考えてもこれはおかしくないか…?」というような質問を受けた場合は、必ず答える義務はありません。
自分がどうしても納得できない質問を受けた会社に入社できても、長続きしない可能性が高いですし、社風が合っていない会社かもしれません。
あまりにおかしな圧迫面接を受けたら「こちらから辞退する」というくらいの強い気持ちを持って面接に臨むことも大切ですよ。
圧迫面接を乗り切って転職成功を目指そう

いかがでしたか?
転職の圧迫面接の対処法をお話してきました。
- 相手の話を最後まで聞いてそれを受け止める「傾聴姿勢」
- 3つの言葉のテクニック
を大事にして冷静に面接に臨めば、圧迫面接は乗り切れます。
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この記事では、
「転職の圧迫面接の対処法」
をお伝えします。